1話目 不定期です。はい。 名前:高倉 日時: 2013/07/07 16:39 修正1回 No. 1
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今年もそろそろ梅雨の季節。どことなくじめっとしていて、ぐったりする季節だ。このような季節はじめじめしていてストレスがたまり、問題行動をとってしまう輩が後を絶たない。そんな輩が増えてしまうと、学校全体の風紀を乱しかねない。腐良を少しでも減らすことを目標としている僕にとって、これはいささかまずい状況だと思うんだ。これらの状況を打破するにはどうすればいいのか。それh 「おい、生徒会長。ちょいとお話があるんだが」 「難題?僕は今、考え事をしていたのに」 「最近、校内で事件が増えてるみたいなんだ」 人の話を聞いていないようだ。今、僕の前で話しているのは松尾広大。生徒会の副会長だ。言い忘れていたが、僕の名前は大田厚。この学校、私立帝王大学付属高校の生徒会長だ。僕はとりあえず彼の話を聞く事にした。 「最近、校内で事件が増えているみたいなんだ。毎年のことだが、梅雨の時期になるとこういう事件の報告数が増えるんだよなー。最近、報告されたものだと、「真夜中のプールに浮かぶ影!」とか、「真夜中に動き出す理科室の標本!」とか」 「それはただの都市伝説じゃないか?」 「まあ、どれも確かめようのないやつなんだけどな。……ああ、でもそういや一つだけ、確認できそうなやつがあったな」 松尾はそう言いながら、両手で持っていた特に重要とも思えない書類を机に置き、それから肩をすくめて、こういった。 「学校になぞの血痕が発生したんだと。それも大きいの」
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