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ロックされています  プロ野球 鯉の陣!  名前: 広さん  日時: 2012/07/01 20:01 修正1回   
      
〜マツダスタジアム〜 広島対巨人
(実況)『さあ!いよいよクライマックスシリーズ最終戦も、早くも0対0で9回裏までやってきました!』
(解説)『しかし前田健太投手も連投に次ぐ連投で体力がもうほぼ残っていないでしょうね〜。』

〜マウンド〜
(前田健)『…さあどうする? 2死ランナー2塁。バッターは阿部。ここで長打が出たら間違いなくランナーはホームに帰り決勝点となるかもしれない・・・・・よし!ここはインローだ!内野ゴロに打ち取るぞ!』

ビシュッ!!
(阿部)『もらった!』
カキィーン!!
(前田健)『なにっ!?』
(実況)『これはいったーーーー!長き戦いにピリオドを打つ豪快な一発〜!』
(前田健)『そんな…』
(実況)『巨人日本一〜!阿部ガッツポーズ〜!』
(巨人ファン)ワアアアアアアア!!
・・・・・・・・・・・・・・
(前田健)『すいません監督・・・・』
(野村監督)『まあいい。来年はこの仮を返してやるぞ!まあみんなよく頑張った。健太!お前は気落ちせずに秋季キャンプで来年の課題を見つけろよ!以上!』
監督はその場を去った。
(栗原)『すまん健太…俺がもっと点を取っていれば…。』
(前田健)『いいんです栗原さん。打たれた僕が悪いんです…。』
トボトボ・・・・
(栗原)『健太・・・・』

自分は正直もうダメなのかと思った。しかし、ある出来事が自分を変えることとなる。

 月日が流れても黙々と練習を積み重ねる前田健。そんな彼の自主練習中、ある駄菓子屋のラジオからドラフト中継の声が聞こえてきた。ちょうどカープの指名順だった。

 第一選択希望選手 
 広島東洋
 大引健太(おおびきけんた)
 20歳
 捕手
 ミゾットスポーツ

この選手が、前田健の性格及び能力が良くなるきっかけをつかむ選手だった。

〜2話へ続く〜

 
記事修正  スレッド再開
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/08/28 13:36 修正1回 No. 27    
       
番外編・舞台裏ギャラ騒動

監督「はい、今回のギャラ。」
前田健「ありがとうございま・・・ハッ!」
前田健(も、もしかして今回もギャラを・・・)
パラッ・・・
前田健「良かった〜。ちゃんとあった〜。」
倉田「おおーっ!こんなにいいんすか!?」
前田健(い、嫌な予感が・・・)
天谷「うん、今回は普通にもらえたな。」
前田健(な〜んだ、ただ単に多く支払っただけか・・・)
神庭「ギィヤァ―――!!ギャラ少な―――!」

ギャラ/神庭10円

前田健「ええっ!!」
栗原「な・・ん・・・だ・・と・・・・・こんな額でもギャラとい・・うの・・・か・・・?」

ギャラ/栗原100円

前田健「か〜〜ん〜〜〜〜〜と〜〜〜〜く〜〜〜〜2回はないでしょ〜?」
監督「イ、イイヤ・・・ソ・・・ソレハ・・・秘密サ・・・ハ・・・ハハハハ・・・」
前田健「バレバレです。」
監督「だってぇ〜・・・倉田面白いし・・・」
栗原・神庭・前田健「氏ね。」
倉田「さ〜て、帰るか・・・って自転車また奪われた―――!」
倉田「また徒歩か・・・」
ビュウウウウウ〜〜
バサバサッ
ぽちゃん
倉田「ギャ――――――!!金がドブにぃ―――!!」
栗原・神庭・前田健「・・・・・・・・・・・・・・」
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/08/29 10:16  No. 28    
       
〜第18話・超短編・試合終わった・・・〜

zzzzzz・・・・
前田健「ハッ!」
栗原「あ、健太。起きた?」
前田健「ん?ああ、俺寝てたのか・・・って試合は!?」
栗原「終わったよ。リーグ優勝。ヒーロー神庭だって。」
前田健「え!?」
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/08/30 19:06 修正1回 No. 29    
       
〜第19話・熱血!フルパワー勝負!〜

前田健太は今、新幹線の中にいた。
え?なんでかって?
なんと、今日はカープの栗原と飯田、
それから大引も誘ってジャイアンツの
練習を見学しにいく日だからだ。
アナウンス「東京〜東京〜。お降りの際は足元に
ご注意くじゃさ・・・失礼ご注意ください。」
大引「かんでるよ。」
飯田「で、あそこが東京ドームか・・・。」
前田健「じゃ、行こう。」
飯田・大引「オ――。」
〜〜〜東京ドーム〜〜〜〜
スカ―――ン
スカ―――ン
スカ―――ン
前田健「うわっ!凄い打撃音!あの人誰だ!?」
大引「あ、俺あの人知ってる。」
飯田・前田健「え!?はやく教えて下さい!」
大引「わかったわかった。分かったから息ピッタリに言わないでくれ・・・」
大引「あの人は ルイス・デュランゴ。今年メジャーから読売に助っ人として入った選手だ。」

スカ―――ン
スカ―――ン
スカ―――ン
飯田「!!向こうからもルイス選手に負けない快音が聞こえる・・・」
大引「ああ、あいつか・・・有名だから知っている。」
前田健「え?見たことないですけど。」
大引「なに言ってんだ。あいつが井浦美依斗(いうらびいと)だぞ?」
前田健「えっ!あいつが高校通算67本塁打を記録した井浦!?」
大引「そうだ。」
大引「もともとアイツは不良だったらしい。だが、親友の縁で埋め合わせで試合に出してもらったところ4試合で柵越え5本を打ったらしい。」
前田健「ええっ!?素人なのに!?」
大引「それで、名門校の目に留まったんだ。」
前田健「へぇ〜。そうだったんですか。」
飯田「・・・その2人とやらが何かもめてる・・・」
大引・前田健「えっ!?」
〜〜〜グラウンド〜〜〜
井浦「なんだとゴラ!?」
ルイス「いくら頑張ってモ、オレには到底かなうはずはナイ。」
井浦「おう、言ってくれんじゃねえか!!」
ルイス「何なラ勝負してヤッてもいいゾ。」
井浦「上等だァ!!それで俺の方が凄えって事を証明してやるわ!!」
ルイス・井浦「勝負だ!!」
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/08/30 19:58 修正1回 No. 30    
       
前田健「あいつら本当に自分が強いと証明したがりなんだな。」
???「本当にそうですね。」
前田健「あ!君は!」
沢村「ハイ。横浜DeNAベイスターズ1位指名の沢村瞬一(さわむらしゅんいち)です。もしかして健太さんたちも見学しに来たんですか?」
前田健「え?何でそれを?」
沢村「健太さんたちを東京駅で見たんです。まさかオールスター1位の大引さんに飯田さんまでいるとは正直驚きましたよ。」
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/08/31 09:49  No. 31    
       
前田健「俺が2人を誘ったんだ。」
沢村「そうだったんですか。」
大引「・・・おい、井浦とルイス選手が勝負始めたぞ。」
前田健・飯田・沢村「なに!?」


ルイス「まずハ俺からダ。」
杉内(やれやれ・・・)
ビシュッ
ルイス「フン!」
スカ―――ン
スカ―――ン
スカ―――ン
〜〜〜10分後〜〜〜
ルイス「30球中28本塁打カ。」
井浦「くっ・・・見てろ!」
ビシュッ
井浦「うおお!」
スカ―――ン
スカ―――ン
スカ―――ン
〜〜〜10分後〜〜〜
井浦「俺も28本塁打だぜ。」
ルイス「だガ、体力なラこちらが上ダ。」
井浦「んだと・・・なら勝負だ!」
〜〜〜15分後〜〜〜
ハァハァ・・・
ルイス・井浦「やるナ。」「やるじゃねえか。」
井浦「今日はこれぐらいにしてやらぁ。」
ルイス「勝負ハお預けダ。」


沢村「終わりましたね、勝負。それにしても2人ともかなりのパワーと体力でしたね。今後気をつけないと・・・。」
前田健「そうだな。あのパワーは大引さんの1段下ぐらいだった。」
大引(メモメモ・・・)
飯田「・・・足は僕の4段下ぐらいか・・・)
飯田(メモメモ・・・)
沢村「それでは、また試合で会いましょう。」
前田健「ああ、じゃあな。」
大引「なんとかして来年順位上げてこいよ。」
沢村「ハイ!ありがとうございます。」

こうして1日が終わった。
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/09/02 18:16 修正1回 No. 32    
       
〜第20話・ゲーム屋〜
マエケンは今日、ゲーム屋に来ていた。
大人気シリーズのパワプロを買うためだ。
前田健「よし、ついた。外暑いし早く中入ろ〜♪」
ウィ―――ン
前田健「さてパワプロはどこだ?・・・ん?」

沢村「あ〜暑かった・・・。」
前田健「あ、沢村。」
沢村「あ、前田さん。」
前田健「なにしてんだ?」
沢村「なにってパワプロ買いに来たんですよ。」
前田健「奇遇だな。俺も買いに来たんだ。」
沢村「おお〜。そうなんですか〜。」
ウィ――――ン
井浦「ここかパワプロ売ってる店は。」
沢村「あっ!」
前田健「井浦!」
井浦「ん?アンタら確かウチの練習見学しに来てた沢村と前田投手?アンタらもゲーム買いに来たのか?」
前田健「そうだ。」
沢村「右に同じ。」
井浦「ふ〜ん。そうか。」
ウィ―――ン
倉田「パワプロパワプロっと♪」
前田健「おい!倉田も来たぞ!」
倉田「来て悪いんですか!」
前田健「いや、別に。」
倉田「そ、そうですか。」
ウィ―――ン
ルイス「ココカ。ぱわふるぷろ野球ヲ売ッテイルノハ。」
沢村「ルイス選手も来た―――!」
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/09/03 19:27  No. 33    
       
沢村「なんかみんな来ましたね。」
前田健「そ、そうだな・・・。」
前田健「と、とにかくゲーム探そう。」
沢村「は、はい。」

ザワザワ・・・
前田健「ん?」
ファン1「うわっ!前田健太だ!。」
ファン2「ホントだ・・・!マエケンだ!。」
ファン3「それに今年のドラフト生が勢ぞろいだ!まさに一期一会の出会いだ!」
ファン達「サインくーださい!」
前田・沢村・井浦・ルイス「うわ―――!」

倉田「・・・・・あれ・・・?お、俺は・・・?」
影が薄さと超不幸体質の為、プロの選手とファンにしっかり認識されていなかった!
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:紅口 鯉  日時: 2012/09/15 14:21  No. 34    
       
〜〜〜30分後〜〜〜
前田健「あ〜大変だった・・・。」
沢村「流石にプロ選手がたくさん固まってたら目立ちますね・・・。」
井浦「そうだな。」
沢村「じゃあ、パワプロ買いましょう。」
前田健「せやな。」
井浦(なぜ関西弁・・・?)

ファン達「サイン下さい!お願いします!」
ルイス「ウワ―!さ、さいんさいんッテ。」
倉田(みんなうらやましい・・・)
子供「あの・・・くらたせんしゅですか?」
倉田「ん?そうだよ。」
子供「あの・・・サインください!」
倉田「え・・・?さ、サイン?」

キュッキュッ・・・
倉田「ハイ。」
子供「ありがとうございます!」
タッタッタ・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



倉田「いやったぁ――――――ッッ!!」
倉田は人生で初めてサインを書いた!

・・・というわけで、長い1日が終わったマエケン。
明日からはクライマックスシリーズ。
巨人に仮を返し、日本シリーズ進出を決められるか?
乞うご期待!
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/09/15 14:26  No. 35    
       

やっぱり違和感があるため
広さんのままやりますwww
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/09/22 18:52 修正2回 No. 36    
       
〜第21話・中日対巨人戦〜
今日は、2位の巨人と3位の中日のクライマックスシリーズ第1戦。
中日の先発は倉田。
対する巨人の先発はドラフト3位の井上(いのうえ)

〜1回表・先攻ジャイアンツ〜
実況「ドラフト6位の倉田。どんなピッチングを見せてくれるのでしょうか。」

倉田は、今日は球のキレが半端なかった。
高めのボール球から低めギリギリに落ちるパームに加え、150キロ近いカットボール。
コントロールも冴えて、3者3振に打ち取った!

〜1回裏DeNAの攻撃〜

倉田に対し、井上も負けていない。こんな奴らに変化球は必要ないと言いたげなピッチング。
全て154キロストレートで、こちらも3者凡退に抑えた。
〜2回表・ジャイアンツの攻撃〜
そして、巨人、次の打者は、4番ルイス・デュランゴ。

倉田(この人だ・・・まず初球はインコースのパームからだ。詰まらせよう。)
ビシュッ!
ククッ!
倉田(打ちに来た!どん詰まりのサードゴロだ!)
カキィ―――――――ン!!
倉田「なっ・・・!!」
ファ――ル
ルイス「ちっ。」
倉田(あの球をジャストミートのファールに出来るか普通!?次はアウトローのカットボール・・・)
ビシュッ
ルイス(甘イ!)
カキィ―――――――――ン!!
実況「いったぁ――――!球に逆らわない豪快な流し打ち――――!」
倉田「な、なんで・・・?」
ルイス(くっくっく・・・見ツケタゾ・・・あのぴっちゃーニハ重大ナくせガアル・・・)
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/09/23 18:44  No. 37    
       
実況「おお〜っと!!倉田どうしたのでしょうか!?5番井浦に看板直撃本塁打を打たれ、
6番高橋由伸に2ベース。さらに7番阿部にも
2ベースを許し4安打のメッタ打ちです!
巨人、一気に3対0とゲームを優位にしました!」
倉田(お、俺はいったい何を・・・)
ビシュッ
実況「ぼ、棒球だぁぁ!!」
カキィ――――――ン!!
実況「行ったぁ――!行ってしまったぁぁ――!倉田、なんと2回5失点―――!」
監督「タ、タイム!」
倉田「!!」
実況「ピッチャー交代だ!倉田、屈辱の2回KO!」
浅尾(く、倉田・・・)
監督「あ、浅尾!投げてくれ!この流れを切ってくれ!」
浅尾「は、はい!」

その後も、点を返せないまま、中日はさらに3点を取られ、8対0の完敗を喫した。
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/09/23 18:59 修正4回 No. 38    
       
〜第22話・どん底に落ちた倉田〜

〜〜〜試合後〜〜〜
監督「倉田・・・ちょっと・・・。」
倉田「は、はい・・・。」
監督「い、言いにくいんだが・・・あ、明日から、に、2軍で、調整してきてくれないか・・・?」
倉田「!!」
監督「考えた、考えたよ・・・だが、あの投球を見れば誰だって・・・。」
倉田「わ、分かり・・・まし・・・た・・・。」
〜〜〜30分後〜〜〜
前田健「う〜ん・・・今日は食べに行こうかな。」
プルルルル・・・・プルルルル・・・・
前田健「ん?電話?栗原さんからだ・・・」
ピッ
前田健「はい、健太です。どうかしたんですか?」
栗原「えらいことが起こった・・・倉田が2回5失点で降板した・・・。」
前田健「えっ!!」
栗原「テレビでは、今までのストレスからなったのでは、と言っている。」
前田健「倉田が・・・?あの倉田が?」
栗原「ああ・・・全く信じられん・・・」
前田健(どうしたんだ倉田・・・)
栗原「ん?」
前田健「え?」
栗原「け、健太・・・1チャンネルつけてくれ・・・。」
前田健「は、はい。」
ピッ
キャスター「いや〜・・・倉田選手、2軍に落ちてしまいましたね・・・。」
前田健「ええっ!?」
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/09/23 20:06 修正1回 No. 39    
       
前田健「く、倉田が2軍落ちだって・・・?」
栗原「流石に2回で5失点となりゃ・・・。」
前田健「栗原さん!失礼します!。」
栗原「ええっ!?ま、待てよ!」
ツ――ツ――
栗原(切れたか・・・)

〜〜〜河川敷〜〜〜
前田健「倉田〜〜!」
前田健(いない・・・。いったいどこへ・・・)

前田健は倉田を探し回る。浜辺へ、球場へ、公園へ。
しかし、いくら探しても倉田はいない。
ここは東京の渋谷。人に尋ねてもサインをねだられる。
本来なら嬉しいサインだが、人探し最中の健太には、
邪魔にしか思えなかった。ひたすら探し続ける。
時間帯は既に23時を過ぎていた。
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/09/24 16:20  No. 40    
       
〜第23話・倉田の改心〜

   バッティングセンター

前田健「あ!倉田!お〜〜い!」
倉田「け、健太さん・・・。」
前田健「倉田・・・どうしたんだよ、2回5失点なんて・・・。」
倉田「・・・・・・多分、何か自分でも気付けていない欠点があるんだと思います・・・。」
前田健「け、欠点だって!?」
倉田「はい、ジャイアンツ打線は、僕がどのコースに投げるか分かっていたみたいなんです・・・。」
前田健「分かっていた?」
倉田「はい。だから、的当てのあるバッティングセンターに来て、欠点を探していたんです・・・。」
前田健「探そう・・・。」
倉田「え?」
前田健「探すんだ、欠点を・・・。」
倉田「け、健太さん・・・?」
前田健「お前はそのままでいいのか?ずっとコースを知られ、打たれて打たれまくる。
そんなんでいいのか?」
倉田「・・・・・・嫌です・・・・コースが分かっている投手なんか、投手じゃない!」
前田健「よし!特訓だ!」
倉田「ハイ!」
〜〜〜13分後〜〜〜
ビシュッ
コ――ン

ビシュッ
コ――ン
前田健(クセを・・・クセを探すんだ・・・。)

ビシュッ
コ――ン
前田健(ん?待てよ・・・あいつのグローブ、内角を狙う時は真横に・・・
アウトコースを狙う時は上を向いてないか?)

ビシュッ
前田健(やっぱりそうだ!ルイス選手はこれを見破って本塁打にした。それをチームメイトに
教えたんだ!)

前田健「倉田!」
倉田「は、はい。」
〜〜〜5分後〜〜〜
倉田「!!そ、そんなクセがあったのか・・・。」
前田健「倉田、グローブは下に向けたまま動かすんじゃないぞ!」
倉田「ハイ!」
前田健「じゃ、あと30球ぐらい投げ込むか。」
倉田「分かりました!」
〜〜〜5分後〜〜〜
倉田「ハァ・・・ラスト3球!」
前田健(コ、コイツはもしや、超スローカーブを投げれるかもしれない!)
前田健「倉田、ちょっといいか?」
倉田「なんですか?」
前田健「倉田、腕をしならせるようにこんな感じの回転かけてみてくれ。」
倉田「は、はい・・・。」

ビシュッ
前田健(曲がるか?)
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/09/24 16:30  No. 41    
       
ギュルルルルルルルルルルッッッ
スッコ―――ン
前田健「これだ!これだ倉田!」
倉田「お、俺が・・・超スローカーブを・・・?」
前田健「凄いじゃないか倉田!」
倉田「ハイ!これからも使っていきます!超スローカーブ!」
前田健「ああ、頑張れよ。じゃあ俺は帰るから。」
倉田「ありがとうございました!」

こうして、倉田も栗原と同様、立ち直る事が出来た。
倉田は2軍から、新たなスタートを切る!

【成長報告】倉田が超スローカーブを取得しました。

カットボール1 パーム5 超スローカーブ6
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/09/24 20:23  No. 42    
       
〜第24話・新戦力登場!〜
栗原「なんかまた2軍から上がってきたんだとよ。しかも2人も」
前田健「ま、またですか・・・。1軍入りラッシュですね。」
栗原「全くだ。」
野村監督「え〜、巨人と当たることになったからな。逆襲のチャンスだぞ!さて、ま〜た2軍から
二人上がってきたぞ。ショートと外野だ。」
鶴川「2軍から上がってきた鶴川大和です!打撃には自信アリです!よろしくお願いします!」
難波「同じく上がってきた難波福です。3拍子揃ったプレーをしたいと思います。」
パチパチパチ・・・
野村監督(今年は1軍入りラッシュだな・・・)
野村監督「って訳で、早速練習に取り掛かってくれ。」
選手一同「ハイ!」
野村監督「じゃ、解散!」

前田健(今年はルーキーに恵まれたな・・・)

新たな仲間と共に目指すは頂点!

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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/09/25 20:44  No. 43    
       
〜第25話・神童さん応援作・義足の戦士〜
マエケンは今日はオフ。てな訳で公園にやってきました。
前田健「やっぱりオフは公園に限るよな〜。癒されるぜぇ・・・。」
嬉しそうな健太の目に、ある光景が入る。何だあれ?
目をこらして見てみると、足が異様に細い。変に思いながら首をかしげたその瞬間、その男が
ベンチに座り込む、そして、健太は次の瞬間、
驚くべき光景を目にした。義足だ!
義足の男はこちらに気付くと、目を輝かせ歩いてくる。
義足の男「前田選手じゃないですか!僕は島岡娃利(しまおかあいり)と言います!」
前田健「改めて前田健太です。なぜ義足なんですか?」
島岡「ああ・・・これですか・・・。」
島岡は少し悲しそうな目をして続けた。
島岡「僕は前まで野球をして活躍していました。でもある日・・・帰りに横断歩道を渡っていた
最中、信号無視の車に足をつぶされたんです・・・。」
健太は思った。なんて哀れなんだ!それから野球と無断で縁を切られたのか!
島岡「でもまだ諦めてはいません。皮膚と肉、血も輸血してもらって
何とか野球をしたいと頑張ってます!」
健太はまたも思った。なんて凄い人なのか、と
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/09/25 20:53  No. 44    
       
島岡「まあそんな前代未聞の手術、成功するはずないですけどね・・・。」
その会話が途切れた瞬間、健太はある気配を感じた

???「私ノ出番ノヨウデスネ。」
前田健「こ、この声は・・・。」
ダイジョーブ博士「島岡サン。私ハだいじょーぶ博士デース。すぽーつ医学ノ専門家ナノデース。」
島岡「は、はあ・・・。」
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/09/27 18:46  No. 45    
       
その後、島岡は信じ切って博士について行った。
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ロックされています   Re: プロ野球 鯉の陣!  名前:広さん  日時: 2012/09/27 19:18 修正5回 No. 46    
       
〜第26話・新オーダー発表〜
コーチ「監督、明日から始まるクライマックスの事ですが、対巨人はオーダーの見直しが必要かと。」
野村監督「う〜ん・・・そうですねぇ・・・やってみましょう!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
野村監督「・・・よし!これでいこう!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1番(中)飯田 ・354 24本
2番(二)東出 ・323 11本 
3番(左)難波 ・357 0本 ※現在値
4番(捕)大引 ・412 51本
5番(一)栗原 ・355 31本
6本(遊)鶴川 ・312 0本 ※現在値
7番(三)工藤 ・292 13本
8番(右)廣瀬 ・303 9本
9番(投)投手  DH松山 ・276 6本

〜起用法〜
代打の切り札
1点がどうしても欲しい時 (左)神庭 ・412 23本
投手の代わり (外)前田智 ・301 9本

先発ローテーション
1・前田健
2・バリントン
3・野村
4・福井
5・篠田
6・大竹

勝利の方程式

ミコライオ

岸本

サファテ

野村監督「ふう〜だいぶ苦労したぜ〜」
※作者も苦労しました(汗
野村監督「これで行こう!」
コーチ陣「ハイ!」

明後日の巨人戦は見ものですな〜
次回、乞うご期待!(物語もクライマックス!)
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