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記事閲覧  プロ野球・鯉の陣U 番外編  名前: 広さん  日時: 2012/10/05 21:45 修正10回   
      
『プロ野球・鯉の陣』シリーズ作者の広です。
番外編では主に
・キャラの裏話
・気になるあのシーンのその後
・腕慣らしに一筆
など,本 当に不定期で更新していきます。

コメント等ございましたら本編の感想スレにどうぞ!
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記事閲覧   Re: プロ野球・鯉の陣U 番外編  名前:広さん  日時: 2012/12/25 19:23 修正1回 No. 1    
       
ついに・・・

清水監督「ついに俺が面白いキャラクター部門で1位に選ばれたぜえええええ!!」

飯田「監督、おめでとうございます!」

大引「おめでとうございますー。」

清水監督「うんうん、ついに努力が報われたってか〜・・・。」

飯田・大引(努力なんぞしてねーだろよ・・・。)

清水監督「毎日わざとドブに落ちたり自ら打球に当たりに行ったり・・・。」

飯田・大引「なにィ!?」

大引(だからいつもどこか打撲してるのか・・・)

広さん「そんな設定ないけど・・・?」

清水監督「ムッ!?おい広、ちょっとこっち来い。」


清水監督「そんなこと言ったら面白いキャラクター部門で1位になれねぇだろ!」

広さん「じゃけどな、まだ面白いキャラクターはたくさんおるんじゃ。」

清水監督・飯田・大引(なぜに岡山弁・・・?)
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記事閲覧   Re: プロ野球・鯉の陣U 番外編  名前:広さん  日時: 2013/03/02 08:58  No. 2    
       
大引「なあ飯田、清水監督って休日何やってんのかな?」

飯田「さあ〜・・・なにやってんでしょうね・・・」

隆浩「あ、僕心当たりがあります!」

大引「本当か!?」

隆浩「はい。一週間ほど前の休日にキャバレーの中に入っていくのを見ましたよ」

飯田「・・・想像しない方がいいな・・・」

大引「おい・・・あれまさか監督じゃないか?」

飯田・隆浩「え?」


清水監督「分かった分かった!今日も遊んで行くからね〜おねーちゃん」


大引・飯田・隆浩(本当だ・・・)

この出来事で三人とも打率が3厘下がったという・・・
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記事閲覧   Re: 大引のパワーの秘密!?  名前:広さん  日時: 2013/03/17 10:36  No. 3    
       
ペナントレースも終了しオフシーズンに入った。

大引「それじゃあ俺は実家に帰ります」

清水監督「おう! また来年会おう」


飯田「なあ隆浩、大引さんの実家ってどこにあるんだろうな」

隆浩「つけてみますか? ちょうど暇ですし」

って訳で隆浩と飯田はストー…尾行を始めた。

ガサガサッ

飯田「え?」

隆浩「草むらの中に消えて行きましたね…」

飯田「追うぞ隆浩!」

隆浩「はい!」

〜〜〜10分後〜〜〜

飯田「ふう…やっと出たな」

隆浩「疲れましたね…」

飯田「ってオイ! あれって大引さんじゃねえか!?」

隆浩「はい? …って大引さん岩山登ってますよ!? しかも命綱なしで!」

飯田「大引さんの実家ってホントに何処にあるんだよ!?」

〜〜〜〜〜28分後〜〜〜〜〜

飯田「ぐぬおおおっ… の、登りきったぜぇ…」

隆浩「つ、疲れたっていうレベルの疲れじゃないですよコレ…」

飯田「…と言うか大引さん…全く疲れてなくないか…?」
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記事閲覧   Re: 大引のパワーの秘密!? 後編  名前:広さん  日時: 2013/03/18 21:25 修正3回 No. 4    
       
隆浩「ど…どうやら、お、大引さんは…他県の実家まで、や、山を直接越えて…帰っているようですね…」

飯田「と…とんでもない…体力だ…」

大引の体力…それは、小波師匠が「化け物」と言ったほどだった。

その後も大引は命綱なしの崖を登ったり降りたり、野生の熊が十分現れる森林の中を、
サメも現れる可能性もある海を、ペースが衰えることなく進んでいった。

飯田「た……隆…浩…い、今…何県…だ…?」

隆浩「ふ……福岡…県…博多……で…す……」

飯田と隆浩は、大引の後を追って、超人的なスピードで広島から福岡まで来てしまったのだ。

大引「ふぅ〜…ちょっと休憩…ってあれ?飯田に隆浩じゃないか。な、なんでそんなにボロボロなんだよ!?」

飯田「お…大引さん……あ、あんた…一体…なに考…え…てんです……か…?」

隆浩「大…引…さんの…帰省…法って……ま、毎年…こ、こうなんで…すか?」

大引「ああ、毎年だけど?あ、そうだ丁度よかった!悪いけど、鹿児島までついてきてくれないか?」

飯田「もう…ま、まあ…もうここから電車だから…いいですよ…」

大引「はあ? なに言ってんだよ。徒歩だよ徒歩!」

飯田・隆浩(絶対死んだ…)

その後、飯田と隆浩は大引の体力についていけず、なんとか鹿児島までついたときには、オフ終了の2週間前だった…
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記事閲覧   Re: 忘れられていた者たち【前編】  名前:広さん  日時: 2013/04/01 21:39  No. 5    
       
鶴川「なあ福、最近俺たち本編での出番無くないか?」

難波「た、確かに…」

鶴川「あのミス連発作者、完全に忘れてるよな。俺たちの存在を。広島のオーダーに入ってるって言うのに見たかよこの前の対喜多川戦を! 俺たちの出番どころか出してもらってねえぞ!」

難波「どーするか? いっそのこと一揆でも起こすか?」

鶴川「なぜに江戸時代の反乱? つーか刀自体あるの?」

難波「刀はないが、代用品ならある。当ててみよ大和」

鶴川「え〜と…? あっ! そうか! 刀は金属だから、金属バット!」

難波「ブ―――――――――ッ。金属だからって単純すぎま―――――す♪」

鶴川「腹立つな〜コイツ」

難波「ヒント1! 長いものです」

鶴川「フムフム…長いもの…か」

難波「ヒント2! いつも球場にあります」

鶴川「いつも球場に…あ! 分かった! いつも球場にある長いもの。トンボだ!」

難波「ブ――――――――――ッ! 重すぎて振り回せませ――――ん♪」

鶴川「チッ…よく考えてみれば重すぎたな…」

難波「ヒント3! ファールとフェアを分けるものです」

鶴川「フッフッフ…それを言っちゃあおしまいよ。ライン引きだ!」

難波「アホか! ライン引きでどうやって攻撃すんだよ!」

鶴川「確かに…」

難波「こんな簡単なものも分からんのか…正解はなぁ…」

鶴川「正解は…」
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記事閲覧   Re: プロ野球・鯉の陣U 番外編  名前:広さん  日時: 2013/04/02 10:43  No. 6    
       
難波「正解はポールだ。ライト側とレフト側、俺の分とお前の分で丁度2本ある。」

鶴川「お前がアホだろ! ポールなんて持てねえよ!」

難波「イヤ、このオノを使えば頑張れば折れる。そして持てる。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2時間後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ガンッ ガンッ ガンッ ガンッ 
        バキィッ!!

鶴川「やった! 折れた!」

難波「ああ!」

・・・・・・・・・・・・・

鶴川「………なあ、俺たち何の目的でこんな事やってたんだ…?」

難波「…………なんだったっけ…」

その後監督に見つかり、ポールを建て替える代金を全て支払わされた難波と鶴川であった…。
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記事閲覧   Re: 倉田の超薄影伝説  名前:広さん  日時: 2013/05/05 12:12  No. 7    
       
難波と鶴川以外にも、かなりの影薄キャラがいる。倉田だ。
倉田の影の薄さは人並み外れており、応援席に普通に座っていても他の観客に気付かれない程だ。
また、世界で一番ではないかと疑う程の不運な男である。
そこで、この表を見てほしい。

・お金を持っているとほとんどドブに落とす。
・自転車を置いておくとピンポイントで盗まれる。
・高校時代の友達が集まる同窓会に出席すると、「お前誰?」ムードになってしまう。
・特に頭も悪くないのに補習を受けさせられる。
・影が薄いがために、投手成績が実質高校1だったのにドラフト6順目に指名される。
・先輩に、『倉田』ではなく『そこのお前』と呼ばれる。
・更には高校時代、監督にも顔を覚えてもらえなかった事もある。
・テストで100点を取ったのに褒めてもらえなかった。
・電車内でやってないのにチカンと間違われる(周りの乗客の証言により無罪が確定したのだが)。
・寝返りをうった際によく見るDVDを折ってしまう(3200円の損をした)。


など……

超不幸体質に悩む中日のエースである。
居ないとは思いますが、もし倉田のファンだったりすれば
一度倉田に声をかけてやってやって下さい。
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記事閲覧   Re: 参照1000突破!!  名前:広さん  日時: 2013/05/13 20:52  No. 8    
       
清水監督「ついに鯉の陣の参照が1000を突破したぜぇ――――!!」



















清水監督「…あれ? みんなは?」

ちなみに今日は全員オフだった…
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記事閲覧   Re: 一番速いのは誰?  名前:広さん  日時: 2013/05/18 17:05  No. 9    
       
飯田「今思ってみれば今年まだ100m測定やってませんね」
前田健「久々にやるか? 流石に飯田には負けるだろーけど」
大引「俺はチーム最下位だろうがな」
神庭「金を賭けてないと集中できませんのー」

清水監督「情けねーやりとりしてんな〜……んじゃやるか! 鯉の陣100m競争だ!」

ちなみに組み合わせはこちら

組 レーン  名前
1  1    神庭浩
1  2    岡本裕也
1  3    石井孝徳
1  4    鷹田弘樹
1  5    ルイス・デュランゴ
1  6    倉田態

2  1    御村大河
2  2    五十部太智
2  3    川井隆浩
2  4    難波福
2  5    飯田海翔
2  6    井浦美依斗

3  1    大引健太
3  2    前田健太
3  3    栗原健太
3  4    二宅次郎
3  5    鶴川大和
3  6    坂本勇人

ピストル:清水江太
タイム測定:原辰徳
観客:広島・巨人・中日ファンの皆様

果たして、この中で一位は誰か?
投票してくれる人はほとんどいないとは思いますが、
誰が1位か予想してみて下さい。
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記事閲覧   Re: 特訓・特訓・特訓!!  名前:広さん  日時: 2013/07/23 11:33 修正1回 No. 10    
       
こうして、鯉の陣対抗の100m測定を3週間後に実施する事が正式に決まり、
鯉の陣レギュラーメンバー達の特訓が始まった。
ある者は山へ篭り、ある者はコーチを雇い、
また、ある者は日々走りこんで体力で競り勝とうとする者もいた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜松本総合陸上競技場〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

飯田「大引さん、ここですよ!」
大引「相変わらず凄いなお前は…」
飯田「まあ、中学・高校の時のホームグラウンドですしね。僕がこの3週間程度貸してもらえないかとこの松本競技場の人に頼んでみたら、すぐにでも使いに来てくれと言われたんですよ」
大引「なるほど…それで、中はどんな感じなんだ?」
飯田「この陸上競技場は、松本でもトップクラスの設備を誇っているんです。希望するなら深夜でもナイター練習が可能ですし、ある程度のドリンクは無料で配布してくれます。しかも大きいですからね。大引さんの唯一の欠点、鈍足もある程度は解消できると思いますよ」
大引「よし! 早速入ろう!」

飯田の貸し切った松本総合陸上競技場(架空)は、
飯田と大引を心から歓迎し、専用部屋まで用意してくれた。
こうして、飯田と大引の熱血練習が始まったのだった…
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記事閲覧   Re: プロ野球・鯉の陣U 番外編  名前:広さん  日時: 2013/07/29 10:36 修正1回 No. 11    
       
そして、競技場内の設備を確認し、1日目の特訓は終わった。
飯田と大引は、近くのレストランで夕食をとることにした。しかし、
レストランの前のスラム街(?)のような不良の溜まり場に入ってしまい、足止めを食ってしまった。

不良1「おう兄ちゃん、ちょっと金貸してくれねーかな〜? ちょうど今金欠でなぁ〜」
不良2「ん? 兄貴! こいつ等広島の飯田と大引ですぜ!」
不良1「なにィ? …おぉ! じゃあガッポリ金持ってんだろーな」
大引「あ〜すまんな。俺たちこれから晩飯食べに行くから…」
不良1「やかましいわ! とにかく、その飯の金はいただいてくぜ!」

???「何さらすんじゃコラ!!」

不良1「ひっ…! い、井浦さん!」
飯田「へ? 井浦さんってまさか…」
井浦「そうだ、その井浦だ」
大引「やはりそうか…」

不良2「あ、兄貴! こいつ等井浦さんの知り合いですぜ!」

井浦「よう俺が見とらんところでカツアゲやってくれたなぁ!!
そんなに怪我したいんだったら出てこんかいっ!!」
不良1「ひええ〜! すんませんでしたー!」

ピュ――

やはり、番長クラスの知名度を誇る井浦であった。
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記事閲覧   Re:お久しぶりで!  名前:広さん  日時: 2015/10/17 15:07  No. 12    
       
飯田「大引さん! 番外編始まってますよ!」

大引「おう、……というかかなり久々に喋った気がするな……」

飯田「まあ作者も一受験生ですから、忙しいのは当たり前でしょう」

大引「まあその辺については何も言うことはないが……ちと問題があるんだよな……」

飯田「問題? どういうことです?」

大引「実はな……鯉の陣本編にたくさんのキャラクター投稿があったのは知ってるな?」

飯田「はい。僕もすごく嬉しかったですね」

大引「それがだな、あまりにも投稿が殺到しすぎて出し場に困ってるらしい」

飯田「……贅沢な悩みというかなんというか……」

広さん「……ぷしゅー……」(←思考崩壊)

飯田「うわっ! ど、どーしたんです広さん」

広さん「う、うむ……来る日も来る日も課題宿題プリントレポート……気が休まる日がない……」

大引「学生だろ? そのくらいで凹んでたら入試なんか受からんぞ」

広さん「返す言葉もございません……」

大引「ったく……受験が終わったらちゃんと小説再開するんだろうな?」

広さん「その件については心配ご無用! まだ出せていない選手たちも、末永く見守ってくれてたらいずれ登場させます!」

大引「まあ今はその言葉を信じるか……」

飯田「というわけで、これからも末永くプロ野球・鯉の陣を……」

清水監督「よろしくお願いいたします!!」

飯田「監督ぅ!?」

清水監督「おいしいところは俺が頂く!」

大引(それでも報われないんだから悲しいもんだよな……)
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記事閲覧   Re: プロ野球・鯉の陣U 番外編  名前:広さん  日時: 2016/01/20 16:28  No. 13    
       
広さん「はぁ〜……」

大引「どうした広。溜息なんかついて」

広さん「いえ……入試が近いんで最近は勉強漬けだし学校終わったと思ったら塾で5時間もってかれるし……」

大引「前も言ったが受験生だろ? そんぐらい我慢しろ。頑張った分だけ返ってくるんだから」

広さん「そういえば大引さんって入試は5教科何点で受かったんですか?」

大引「462」

広さん「ブふぅッ!!」

大引「どうした?」

広さん「大引さん、頭良過ぎます……」

大引「俺よりスゴい奴なんてゴロゴロいるだろうに……」

後で調べた結果、大引の高校は偏差値が73だったことが発覚した……
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記事閲覧   Re: プロ野球・鯉の陣U 番外編  名前:広さん  日時: 2018/03/14 23:33 修正3回 No. 14    
       
清水監督「えー,みなさま」

一同「「「本当にお久しぶりです」」」

飯田「本編の進行がコアラの歩き並みに遅くなっておりますが,作者は決してこの作品を投げだしている訳ではないのでどうかご安心ください!」

沢村「へ? コアラってそんなに遅いの?」

飯田「うん。なんでも1秒間におよそ45cm程度らしいぞ」

清水・沢村((ホントに遅いな……))

大引「しかしアレだな。本編は俺の打席に2年近くも使ってやがる。2年あったら何話書けると思ってんだ」

隆浩「実際に確認したら,2年で10話分は書けてましたよ……」

広さん「高校生活がこんなにも充実(と同時に多忙)してるとは思ってなかったんだよぉ!!」

工藤「あ,作者きた」

大引「それは分からんでもないがなぁ……俺の打席に2年近くもかけてどうするんだよ……」

広さん「正直言うとピンとくる文章が浮かんできません」

大引「というと?」

広さん「とある読者様のお言葉にはこうある……」

【神読者さん】
<<キャラの視点がバラけているように思える
<<ストーリーを構築する中では,「毒を盛る」ことも楽しい
<<「性格がバリバリの本格派のキャラ」が多い
<<強い中に何か赤の特殊能力をつけると何かクセのある選手になる

林原「……わぁ」
飯田「すごい頼りになる指摘だなぁ……」

広さん「個人的には君らキャラクターの能力見直しが最優先事項だと思っとります」

大引「ということは……?」

広さん「現時点で『強スギィ!!』ってなってる奴は,容赦なく能力値削るか赤得入れたりするかもしれんから覚悟しろ」

「「「「嫌だぁ!!!!!」」」
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記事閲覧   Re: プロ野球・鯉の陣U 番外編  名前:広さん  日時: 2018/05/06 12:59 修正1回 No. 15    
       
清水「今日は,我が広島東洋カープの控え選手を紹介したいと思います」

高橋「またえらく唐突な……」

清水「ホラ,今の読者さんってスタメンの選手ぐらいしか知らないだろ? せっかく番外編があるんだからな……」

高橋「この場を借りて紹介したい……と?」

清水「まぁ,そういうこったな。というわけで,まずは控え野手陣から紹介していくかね」

1.林原(捕手)

清水「こいつは本編にも出てきたから知っているとは思うが,経験豊富なベテランの控えキャッチャーだ。ウチに来るまで数々の球団を渡り歩いてきていて,配球に関する長年の経験から,ここ一番の場面での代打を任せることが多いかな。よく相手の配球をドンピシャで当てたりもする」

2.追立(一塁手)
清水「追立は,スタメンこそ巧打を誇る石井に譲っているが,力強い打撃と堅実な守備でいつスタメンになっても充分にやってくれる人材だ。課題といえばインコースでのバットの捌き方と……引っ込み思案で主張が少ないことだろうか」

3.佐久間(二塁手)
清水「サムスが広島に来るまでスタメン出場していた選手だ。2年間スタメンを経験していただけあって試合の流れを読むのは上手い。悪い流れを断ち切ってくれることもしばしばある。送球のムラを改善すれば今まで以上に活躍できるだろう」

4.鶴川(遊撃手)
清水「前作から引き続き登場している遊撃手だ。パワーもあるうえ打撃が巧く,逆方向への本塁打も多い。打撃能力は相当高いんだが,あがり症なのかチャンスに弱い。無死満塁でトリプルプレーにされたこともあったな。肉離れでしばらく2軍調整していたが,今期の開幕から1軍に復帰した」


高橋「おい監督さんよ,生憎そろそろ練習を始めにゃならんぞ」

清水「もうこんな時間か……じゃあ外野手はまた次の機会に。さて,今日は何させるかねぇ……」

高橋「大引がフリーを希望してきたが?」

清水「奴にはフリーで金輪際本気で打たせるつもりはない。いくら電光掲示板があっても足りんわ!」
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記事閲覧   Re: 鯉の陣・番外編「カラオケ」1/2  名前:広さん  日時: 2019/10/31 13:16 修正2回 No. 16    
       
「カラオケに,行こう」

急にどうしたんだろう。

「飯田さん,なんですか急に?」
練習の休憩時間。僕,川井隆浩はそう聞かずにはいられなかった。
「俺は気付いちゃったんだよ……。高校時代は週1のペースで行ってたのに,プロに入ってから一回も行けてねえ……ッ!」
確かに,グラウンドと遠征時のホテル以外で飯田さんを見たことがない。それだけ練習に真剣に打ち込んでいるってことなんだろうけど……。
「ちなみに飯田さんってどんなジャンルの曲を歌うんですか?」
「だいたいJ-POPで,洋楽をちょっと。それから,デビルマンとか銀河鉄道999の時代とかのアニソンかな」
へぇ……。結構幅広いんだな。
「僕もJ-POP歌いますよ。あとやっぱりアニソンも好きです!」
「おぉ,気が合うじゃん!」
好きな曲の話で盛り上がる。やっぱり音楽は偉大だ。

「おうお前ら。なに盛り上がってんだ?」
そんな僕らの元に,野球道具を腕に抱えた,我らが広島東洋不動の4番打者・大引さんが不思議そうに歩み寄ってきた。
「あ,大引さん! 大引さんもどうです? カラオケ。今日練習終わりに行きませんか?」
飯田さんは目を輝かせながら大引さんをカラオケに誘っている。確かに,カラオケは人が多いほうが楽しいからね!
「カラオケか……俺演歌ぐらいしか知らないんだよなぁ……」
うわ,これまた渋いなぁ大引さん。今の時代,30前半で演歌しか知らない人っていないんじゃないだろうか。
僕の場合,演歌といえば津軽海峡・冬景色ぐらいしか分からない。やっぱり大引さんは見た目に反さず渋いということが証明された。
「私も混ぜてもらっていいですかの?」
どこからか話を聞きつけてきた神庭さんも話に加わってくる。
そして,いつの間にかカラオケメンバーは沢村さんと工藤さんを加えた6人に膨らんでいた。
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記事閲覧   Re: 鯉の陣・番外編「カラオケ」2/2  名前:広さん  日時: 2019/10/31 13:39 修正5回 No. 17    
       
――広島市某所・雑居ビル内のカラオケ店

「ドリンクバー付きの,フリータイムで」
年季を感じる慣れた様子で,飯田さんがフロントスタッフに告げた。そういえば,カラオケに来たのって1年ぶりぐらいかもしれない。
店内には,今注目の歌手が歌っているJ-POPがちょうどいい音量で流れている。フロントのすぐそばの部屋からは,大勢の若者たちが盛り上がっている様子が伺える。
たまにドリンクバーを求めて客がフロント近くまで歩いてきたりして,こういう雰囲気も久しぶりに感じるからちょっとワクワクする。
そして飯田さんが用紙に要件を書き終わり,各々ドリンクバーで好きな飲み物を淹れてから告げられた番号の部屋に入ってきた。
僕らが入ったその部屋は,偶然にもパーティー用に使われているような大きな部屋だったこともあり,テンションは上がるばかりだ。
「よし! じゃあ誰から歌いますか?」
大きなソファに腰掛けるやいなや,ぽん,と手を叩く飯田さん。
久々のカラオケとあってそうとう上機嫌のようで,よっぽど楽しいんだなということが満開の笑顔から伺える。
「じゃあ,俺から行かせてもらおうか」
そう言って,工藤さんと並ぶ広島のエース・沢村さんがマイクを取る。「あー。あーーー」と喉の調子を確認すると,タッチパネルから選んだ曲を送信した。
カラオケが始まる! シーズン2桁勝利のエースは,いったいどんな歌声を披露してくれるんだろう。
画面に大きくタイトルが表示される。そこには,変に目立つフォントで『バラライカ』という曲名が映し出されていた。
そして曲は始まった。テンポのいい前奏だなぁ。思わず足踏みがしたくなるようなテンポだ。
そして開口一番。沢村さんはマイクを口に近づけ,低い声でセリフを告げた。

『や ら な い か』

カラオケは荒れに荒れた。
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