個別記事閲覧 Re: プロ野球・鯉の陣!U 名前:広さん日時: 2012/12/18 17:04 No. 21
      
〜第9話・対中日戦〜

大引「皆集合〜。なんか監督が呼んでる。」

清水監督「なんかじゃねーよ。まあいいや、皆知っているとは思うが、今日は中日との試合だ。」

飯田(俺知らなかった・・・。)

隆浩(飯田さん・・・僕もですよ・・・。)

清水監督「そんでな、今日の先発は鷹田、お前が行け。」

鷹田「ハイ!」

清水監督「よし。今日の打順を発表するぞ。」

1番、センター 飯田
2番、ライト 隆浩

隆浩「えっ!?俺が2番ですか?」

清水監督「お前はもう十分試合も経験したしそろそろ、と思ってな。」

3番、ファースト 石井

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

清水監督「これで行くからな。」

ハイッ!

清水監督「よしゃ、解散〜。」


飯田「やったなヒロ!2番じゃねえか!」

大引「そろそろ起用され始めたんじゃないのか?」

隆浩「そ、そうですか?」

大引「当たり前だよ。」

御村「ヒロ〜、やったじゃねーか♪」

隆浩「あ、御村さん。」

御村「それで〜これから何の練習するんですか?」

大引「俺は筋力。」

飯田「右に同じ。」

隆浩「決まってないです〜。」

御村「そんじゃ、みんなで筋力トレーニングしようぜ。」

大引・飯田・隆浩「おう!!」

隆浩のパワーが1上がった!

個別記事閲覧 Re: プロ野球・鯉の陣!U 名前:広さん日時: 2012/12/21 20:44 No. 22
      
中日ドラゴンズ 対 広島東洋カープ

      試合開始!!

中日の先発は倉田態、パームとカットボールが武器の実は超実力派ピッチャー。

倉田「実はって何だよ!?畜生!」

1番・センター・飯田

飯田(さて・・・倉田はまずどこへ投げる?)

倉田(飯田相手にインコースは厳禁だ。まずはアウトローのパームで様子を見よう・・・か。オッケー!)

ビシュッ!

ヒュルヒュル・・・

飯田(パームか・・・。)

バシーン!

ストライ――ク!

飯田(さすが倉田はコントロールがいいな。あいつなら多分次はカットボールだろう・・・。)

倉田(外角高めにカットボール・・・よし分かった!)

ビシュッ!

ククッ!

飯田(来た!カットボール!)

カァ――ン!

清水監督「おっ!!」

隆浩「行ったか!?」

・・・・・バシーン

アウトォ!

大引「ああ〜惜しいな〜。ライト後方のフライかぁ。」

飯田「くそっ!」

隆浩(よし!飯田さんの分も俺が打つ!)

倉田(コイツは・・・そうだ、ドラフト1位指名された川井隆浩だ。)

隆浩(初めて対戦するけどさっきのパームは凄かったな・・・俺はストレートを狙っていこう。)

ビシュッ!

ヒュルヒュル・・・

隆浩(パ、パームだ!)

バシーン!

ボール!

隆浩「ふぅ〜。」

隆浩(助かった・・・。しかしベンチから見たパームより大きく変化するなぁ。そりゃあ飯田さんも簡単に打てないな。)

倉田「審判、タイム!」

審判「タイム!」

倉田「松下!ちょっときてくれ。」

倉田はキャッチャーの松下をマウンドに呼んだ


松下「倉田、どうした?」

倉田「松下、この川井との勝負、真ん中で勝負させてくれ。」

松下「な、なんだって!?」

倉田「大丈夫だよ、変化球も混ぜるから。」

松下「わ、分かった。」

審判「プレイ!」

倉田「いくぞ川井君!!」

隆浩「えっ?は、はい!!」

個別記事閲覧 Re: プロ野球・鯉の陣!U 名前:広さん日時: 2012/12/21 22:06 修正2回 No. 23
      
ビシュッ!!

グオオッ!!

ズッバ――ン!

ストライ――ク!

隆浩「は、早い・・・。」


ドワアアアアアアアアア――――ッ!!
スタンドから鼓膜が破れそうなほどの大歓声が聞こえてきた。

大引「な、なんだ!?何があったんだ!?」

飯田「・・・お、大引さん・・・あれは・・・。」

大引「なんだ・・・・え?な、なんだって!?」

なんと、スコアボードに表示されていた球速は・・・

        『157Km/h』

隆浩「ひゃ、157キロ!?」

清水監督「むう・・・。」

前田健「速いな・・・。」

ビシュッ!

隆浩「うおおっ!!」

バキィ――ン!

ファ――ル!

隆浩「バットが・・・折れた・・・。」

倉田(よく当てたな、隆浩!だが、これで・・・)
倉田「終わりだあああっ!!」

ビシュッ!

隆浩「うっおおおお―――っ!」

バッキィ―――――――ン!

大引「なにっ!?バットが粉々になっただと!?しかもあのバットは折れにくいアオダモ製なのに!」

飯田「で、でも打球はどこですか?」

大引「はっ!そうか!打球は!?」


・・・・・・・・・パリ――ン!

倉田「・・・え?」

      『161km/h』

     パラパラッ・・・(ガラスが落ちる音)

大引「は・・・。」

清水監督「は・・・・。」

飯田「はいったぁ――――――――っ!!」

ドワアアアアアアアアアアアアア――――!!

実況「ホームランです!川井、倉田の渾身の161キロストレートを球場のライトに叩き込んだ―――っ!!」

個別記事閲覧 Re: プロ野球・鯉の陣!U 名前:広さん日時: 2012/12/22 17:50 修正1回 No. 24
      
倉田(ハハッ、まさか打たれるとは思わなかったよ。やるな、川井隆浩・・・。)

隆浩(すごい・・・大引さんも愛用しているアオダモ製のバットを粉々にするなんて・・。)


タン!

ホームイン!

飯田「よーし!よくやったヒロ!」

大引「凄かったな!」


清水監督「161キロ・・・か。」

前田健「はい。あ ん な 奴でも今はかなり速くなりましたよ。」

倉田「あんな奴ってなんだよ!畜生!バカにしやがって!!」

前田健「あ、聞こえてたのね。」

倉田「聞こえたわコノヤロー!あんな奴って強調しやがって!」

個別記事閲覧 Re: プロ野球・鯉の陣!U 名前:広さん日時: 2012/12/23 23:41 修正1回 No. 25
      
試合は現在4回!相変わらず倉田のパームとカットボールと速球は相手打者をもて遊ぶように次々と三振を量産。現在の奪三振数は5!ここで、1打席目はボールを見極めてこの打席に賭ける大引!

大引(さて・・・隆浩に打てた倉田の球・・・俺に打てないハズはないが速球か変化球かフォームが違わないために読みづらい。飯田もそうだったが変化球と見せかけての速球攻めはなかなか打てない・・・ここは狙いを絞るしかない・・・!)

ビシュッ!

ズバ――ン!

ストライ――ク!

大引(外角低めにストライク・・・相変わらず読めない。ここは・・・。)

ビシュッ!

大引(来たっ!)

カキィ―――ン!