個別記事閲覧 Re: プロ野球・鯉の陣!U 名前:広さん日時: 2012/11/06 18:25 修正2回 No. 5
      
〜第4話・オープン戦〜
隆浩は、緊張した顔で寮を飛び出した。今日はついにオープン戦。隆浩の初めての試合だからだ。

〜〜〜〜マツダスタジアム〜〜〜〜

隆浩「おはようございます!」
隆浩がロッカーの中に入ると、飯田が机に向かっていた。
飯田「お、来たな川井くん!」
いつも通りに飯田が対応する。
難波「おお!来たか!」
その隣で難波が話しかける。
隆浩「あの・・・もう気軽にヒロって呼んでください。なんか違和感があるんですよね。」
隆浩が照れくさそうに言った。
飯田「あ、分かったよヒロ。」
飯田がひじをついて新聞を読み始める。難波はすこし体を動かしにランニングへ向かった。
飯田「ところでさ、5年前ルイスさんメジャーに帰って活躍してたの知ってるか?」
飯田が聞く。飯田の言っているルイスとは本名、ルイス・デュランゴ。シンシナティ・レッズから来た巨人の助っ人だった選手である。
隆浩「ええ。確か今本塁打を増産中の選手ですよね。」
飯田「あの人、選手生命が長すぎてさ、また今度巨人に来るらしいぜ。」
隆浩「え!?マジですか?」
飯田「やっぱりまだ巨人にやり残したことがあるんだろう。」
その時、監督の声が聞こえた。
清水監督「お〜いみんな〜。オーダーが決まったから出てきてくれ〜。」
飯田「あ!行こうぜ!」
隆浩「は、はい!」

清水監督「それじゃ、発表するぞ。」

先発:鷹田 防御率−− 131km/h
1(中)飯田 ・000/0本
2(遊)御村 ・000/0本
3(一)石井 ・000/0本
4(捕)大引 ・000/0本
5(三)岡本 ・000/0本
6(ニ)岩見 ・000/0本
7(左)福田 ・000/0本
8(右)椿  ・000/0本
9(投)鷹田 ・000/0本

清水監督「これで行くぞ!」
全員「はい!」

個別記事閲覧 Re: プロ野球・鯉の陣!U 名前:広さん日時: 2012/11/09 22:03 修正1回 No. 6
      
     プレイボ――ル!

広島対中日の一戦。

中日のスタメン(一部)

1(ニ)鈴木
2(三)木下
3(遊)宮高
4(左)プランディン

中日の攻撃は1番鈴木。

隆浩(さて・・・鷹田さんはどんな球を投げるんだろう・・・。)

鷹田(・・・まずはこれをお見舞いしてやる!)
ビシュッ!

隆浩「・・・えっ!?真ん中高め!?絶好球じゃないか!」

鈴木「甘い!」

ククッ・・・

隆浩「え・・・?」

スット―――ン!!

鈴木「な、なにィ――っ!?」

隆浩「フォークだ!!」

バッシ――ン! ストライ――ク!

鶴川「凄いだろ。鷹田さんのフォーク。」

そこへ鶴川が話しかける。

隆浩「あ、鶴川さん。」

鶴川「なあヒロ、フォークを投げる為には何が必要だと思うか?」

鶴川が問いかける。

隆浩「それは握力でしょ。」

鶴川「その通り。鷹田さんは握力が約90あるんだ。」

隆浩「ええっ!?あり過ぎじゃないんですか!?」

鶴川「昔から鷹田さんは腕力が人一倍あったらしいんだ。小学生で握力が50以上だとさ。」

隆浩(す、凄い事を聞いてしまった・・・。)

個別記事閲覧 Re: プロ野球・鯉の陣!U 名前:広さん日時: 2012/11/10 16:18 修正2回 No. 7
      
鷹田の好投で1回目は三者連続三振。次は広島の攻撃。バッターは1番飯田。相手の投手は岩多。

ビシュッ

飯田(内角高め・・・)

カァン!

飯田が内角のボールを鋭くレフトへ弾く。無死一塁となって次のバッターは2番御村

ビシュッ

コンッ

テンテンテン・・・パシッ  ビシュッ!    バシ―――ン!

アウトォ!

御村の送りバントが一塁線に絶妙に決まり一死二塁。バッターは3番、石井。

難波「よし。まずは1点取ったな。」

難波がつぶやく。

隆浩「え?何でですか?まだ一死一塁ですよ?」

隆浩が首をかしげながら聞き返した。

難波「何でかって?あ、そうか。お前まだあの人の事まだ詳しく知らないんだろ。」

隆浩「す、すみません・・・。」

難波「まあいいよ。アイツもまだ去年に入ったばっかりだからな。まあ見てなって。」

隆浩が不思議に思いながらベンチに座る。

ビシュッ

ククッ・・・

石井(カーブか・・・これは外れるぞ。)

バッシ―――ン!

ボ――ル

石井は一度打席を出て2・3回バットを振った後に再び打席に入った。

ビシュッ

石井(来た!打てるぞ!)

カァ――ン!

隆浩「な、流した!フェアかファールか――!?」

ボテッ

フェア!フェア――!

俊足の飯田はさっさとホームに帰った。早くも打線がつながり先制した。

個別記事閲覧 Re: プロ野球・鯉の陣!U 名前:広さん日時: 2012/11/11 06:47 修正1回 No. 8
      
隆浩「す、すごい・・・ライン上に落とした・・・。」

難波「あいつは球に逆らわないバッティングが出来るんだ。いわゆる安打製造機だな。」

一死二塁として打順は4番大引

ビシュッ

大引(俺は初球から打っていくぜ!)

カキィ―――――――――――――ン!!

隆浩「おおっ!行った!」

飯田「大引さん、なんか凄い張り切ってるだろ。」

隆浩「そうですね・・・どうしてあんなに張り切ってるんですか?」

飯田「実は大引さんは今シーズンで引退を決めてるんだ・・・。」

隆浩「ええっ!?」