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正樹「まったく、親に対してえめえ、なんて言うようじゃロクな人間にならないぞ」 陽介「二年も家に帰って来ない奴は親じゃねえ」 正樹は溜息をついた。 正樹「陽介、鶴崎について何か知らんか?」 俺はこの質問を軽くシカトした。正樹はさっきより深い溜息をついた。 そして立ち上がり、玄関へ歩き出した。 正樹「陽介、鶴崎は……神に最も近い。いや、もう神そのものかとしれない、絶対にあいつには関わるな」 俺は、この言葉を全く聞き取れなかった。この先、重要になったというのに……。 正樹「金はまた金庫に入れた、好きに使えよ」 そう言って正樹は再び俺の前から姿を消した。 なんだかスッキリした気分だ。いや、さっきまでがおかしかったんだ。 あいつは……大っ嫌いだ。 帰ってくるのは大体1〜2年に一回、そして毎回少し血の匂いがする。 あいつは茂の父親と同級生らしい。最後の夏の決勝戦で二人が投げ合ったらしい。 茂の父も、あいつも、プロ野球へ行けたのに行かなかった。 何故行かなかったのかなんて俺には分からない、でも……何故か異常な程…ムカつく。 陽介「………ソラのとこへ行こう」 俺は見慣れた筈のこの最上階からの景色をカーテンの隙間から覗き込んだ。 今日の空は雲一つない、快晴だ。 こんな空の日……ソラはよくはしゃいでいた。 ソラはこんな青く澄んだ空が大好きだった。いや、ソラだけじゃない……俺も、こんな空が好きだ。 でもソラはこんな空の下で悲劇に見舞われた。 俺は理不尽にこんな空を嫌ってしまっていた。そして、野球も……。 でも、やっぱり野球を捨てきれてなかった。だから……トレーニングをやめれなかったんだ。 もう一度、野球をはじめれて……本当に良かった。 もう一度、この空を好きになれて……良かった。 俺は一度軽く微笑むとソラの病院へ向かいはじめた。 13話END
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