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イニングは進む、8回裏、ノーアウトランナー二塁で辻本を迎えた。 宏人がタイムを掛けてマウンドに駆け寄って来た。それを見た内野陣がマウンドに集まる。 宏人は俺の左肩に右手を置き、溜息を吐いて「敬遠するか?」と言ってきた。 「はぁ? バカじゃねえの、やられっぱなしで終わるかよ」 そう言った直後、後ろから右肩をポンポンと叩かれたので振り返ると京介がいた。京介は俺を睨んでいた。 「おまえがやられてやり返すとこなんてほとんど見たことないんだけど、おまえただ個人的にあいつをライバル視してるだけだろ? 悪いけど今はそのどうでもいい個人的な思考は捨ててチームにとっての最善策とれよ。俺たちはこの試合で負けた方がこの後の会の食費払わねえといけねえんだよ」 しばらく沈黙が続いた。そこで俺がその流れを断ち切った。 「そっちのほうがどうでもよくね?」 こう言った直後、廉が「おまえはな」っとツッコミを入れた。 しばらく、いやかなりの時間無駄なやりとりが続いた。結局敬遠するかしないかはジャンケンで決めるという最終手段で決めてしまった。 結果は俺が勝利し、勝負という結論になった。よっしゃーー! 絶対! 打ち取る!。 既に全員守備位置に戻っている。宏人からのサインを確認する。二度首を振ったが三度目のサインには頷いた。 セットポジションから初球を投じた。 球速が遅い。ボールの軌道はホームベースの前でフッと落ちた。ドロップだ。このボールに辻本のバットはピクリとも動かなかった。 コースがやや低かったのか、ボールの判定。宏人からの返球を受け取り、サインを決める…のが長い。 サインが決まった直後にランナーを全く気にせず投球する。この二球目を投じた感覚は轍楊の三打席目の二球目のときの感覚とほぼ同じ、むしろ今の感覚のほうが良かった。 辻本もスイングした。だがバットには当たらず、ボールは低めに構えていたが今は正反対のコースの高めに激しく動いたキャッチャーミットに収まる。 ワンエンドワン、次はタイミングをずらす、チェンジアップだ。 初球、二球目のサインのやりとりは非常に長かった。だがかの三球目のサインは一発でアッサリと決まってしまった。 それには理由がある。それは、三球目のサインではないからだ。 俺は体をターンさせ、セカンドベースに入ったショートに鋭いボールを投げつけた。
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