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俺は捕手の坂田さんの出したサインに頷きセットポジションから愛部に対する初球、ストレートを投じた。 ちなみにランナーはいないぞ? こういう投球スタイルなんです。 愛部はフルスイング、キインと短い打球音が響き、三塁側よりのバックネットに鋭い打球が当たった。 今のストレートがスピードガンで自己最速の139キロを示していた。 二球目もストレート、しかし今度はしっかりと捉えられライト方向に低く鋭い打球が飛んだ。 ライト前ヒット、最悪だ、槻嶋の前にランナー出すとか終わってる……。 そんなことを考えている間に愛部は一塁ベース上で手袋を外していて、ボールは二塁手まで帰って来ていた。 二塁手の伊藤は一言「頑張れよ」と言うと俺にボールをトスして渡した。 伊藤に「ああ」と返すと打席を見た、しかしまだ槻嶋がいない、槻嶋は打席とネクストバッターサークルの間をゆっくりと歩いていた。早くしろよ。 槻嶋は打席に立っても打つ気があるようには見えなかった。だが警戒しなければいけないのはまったく変わらない。 初球はクサイところを狙ってカーブを投じた。それを見逃してワンストライク。 そこで槻嶋が叫んだ。 「俺、こいつからホームラン打って今日ノーヒットノーランだったら高校やめてプロかメジャー行きまーす!」 衝撃を受けた、なにより腹が立った、舐めるな、この試合で槻嶋をボコボコにして、大恥かかせてやる!。 球場内はざわめきに包まれていたが、俺の耳には届かない。 俺は振りかぶった、ランナーはいるしまだサインも決まってない。だが、槻嶋への怒りが俺の理性を奪っていた。 投じたのはストレート、球速は間違いなく今日最速、球威もだ、インハイへの軌道を描く速球は、黒い金属バットに掴まり、まっすぐ弾き返された。後ろを振り向き打球を見た。スコアボードの速球表示の144km/h、そのすぐ上に打球は当たった。 ああ、今年も、甲子園は画面越しか……。
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