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今日は26日の日曜日である。来週から学年末テストのために補習なんかも今日は学園も休校になっている。 久々に朝からゆっくりとした週末だ。 ……朝8時まで寝るなんていつ振りだろう。 少し寝癖のついた髪を撫でながら、俺はリビングのある1階に向かう。 下に行くにつれて、母さんの作る朝食のえも言われない匂いが、寝起きで空腹の俺を刺激する。 「おはよ、母さん」 「今日はゆっくりなのね、翔真」 まだ寝ぼけ気味の俺の顔を見て微笑む母さんを一瞥してから、俺はテーブルに座って新聞を広げ、ギリシャ経済が……となんだか難しそうなことをぶつぶつ呟いている父さんの隣に腰掛けた。 「あ、翔真」 母さんが何かを思い出したように、俺を呼ぶ。 「栞を起こしてきてくれない?」 栞――と言うのは俺の妹の川崎栞のことだ。朝に弱い1つしか年の違わない妹を起こしに行くのは俺の朝の日課なのである。 コンコン、コンコンと控えめにノックをしてみる。 …………予想通り、やはり返事はない。やむを得ず俺はドアを引いて、栞の部屋に入った。 「すぅ……すぅ……」 少女趣味のぬいぐるみなどが中々の数存在していて、女の子独特の甘い匂いが鼻孔をくすぐった。 ベッドの上でネグリジェを着た栞はお気に入りのクマのぬいぐるみを抱き枕にしてうつ伏せになっていた。 「ほら、栞。朝だよ」 「んぁ……んぅ……」 何か夢でも見ているのか、揺すっても起きる気配は一切しない。……一体栞は何の夢を見ているんだろう。顔は赤らんでいて、心なしか吐息も甘ったるくて悩ましい。 「ふぁ? ……って、お兄ちゃん!?」 「おお、やっと起きたか」 俺が微笑みを落としてそう言ってやると、何故かは知らんが栞の顔は余計に赤くなる。 「そっかぁ……さっきのは夢かあ……」 やっぱり何かの夢を見ていたらしい。 「お兄ちゃんには関係ないからね」 内容を訊くよりも早くそう言われてしまったので、俺は何も訊けない。 「まあ、さっさと下に降りるぞ。もう朝飯も出来てるってさ。立てる?」 「うーん、まだ無理かも」 笑顔でそんなことを言う栞に俺はそうか、と苦笑して栞を“お姫様抱っこ”の要領で担ぐ。 自分でも甘やかしている自覚はあるし、シスコンと言われても否定はできない。 だが、これが川崎家の朝の光景だった――――
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