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昼休み――俺は昼飯を食うために屋上に居た。辰真は野球部の仲間と学食で食べることになったらしく、久々に“ぼっち飯”というやつだ。 屋上は風が気持ち良くて、元々どちらかと言うと1人で居るのが好きな俺にとっては打ってつけの場所なのかもしれない。1人になりたいときや暇をつぶすとき、黄昏たいときなんかは毎度毎度ここに足を運んでいるような気がする。 がちゃり―― 1人になれる云々と語っていたが前言撤回、どうやら誰か来たようだ。 「おい、お前」 振り向くとそこには、染谷がいた―― 「何?」 「何じゃねーよ。2年前とは雰囲気変わったな、坂本」 ……! こいつ、覚えていたのか!? 「びっくりした顔してるな」 染谷の言葉に無言で頷く。 「忘れるわきゃねーよ。俺の球をクリンヒットで3安打した奴は、お前しかいないんだから」 「そうか」 「ああ。意外だよ。お前がこんな田舎の学校に居たなんてよ。てっきり大阪ならCL学園や履修社、京都なら龍北大恵安とか京都国際大附属あたりだと思っていたが」 俺だって事故さえなければ染谷の挙げた内の1校くらいに進んでいたんだろう。事実、履修社や恵安の監督さんから誘いももらっていたし。 「で、この学校で野球をしているのか?」 染谷の問いに対して首を左右に振って否定する。 「この眼帯を見て分かるかもしれないが、俺は事故で左目を失明した。もうあの頃みたいなプレーは無理なんだよ」 俺の言葉を受けて染谷は黙り込んでしまった。 悲しまれるのは慣れてしまったけど、本気で競い合ったこいつにこんなことを打ち明けるのはなんだか辛いな……。 「そうか……生活で苦労したりはしてないのか?」 「それはないよ。最低限、普通の生活が出来るくらいだ。」 染谷は心から安堵したような顔をした。しかし、俺もこいつに訊きたいことがあったのだ。 「そう言えば、どうしてお前こそ愛知の強豪である協栄からこんな所に転校してきたんだ?」 普通に考えてこいつの実力があれば、日本一の激戦区とも名高い愛知県で甲子園出場の切符を掴み取ることはそう難しくないはずだ。それなのに、どうしてだ? 「恐らく明日の朝刊とかに出回るかもしれないが――」 そう言って、染谷は俺に、協栄高校で監督から暴力を受けていたと言う事実を語り始めた――――
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