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「協栄高校の監督が、暴力を?」 「ああ。それも俺だけじゃなく、他の部員たちにも、数年前からやっていたんだ、あの人は」 協栄高校の監督――佐伯雅治は6年前、平成になって以降は古豪の位置づけだった協栄高校を春夏通じて5回導いた名将だと聞いたことがある。 確かに、夏は200校近い参加校、強豪や名門も多い愛知県勢で6年、つまり12回中5回甲子園の土を踏んでいるから、名将に違いない。 「昭和ならよくあった話らしいが。このご時世なんでまたそんなことを……」 「これは陰で調べて分かったことだが……佐伯の無茶な指導の所為で引退後に選手生命を絶たれたOBがかなり居る」 俺はその言葉を聞いて自然と拳を握りしめる。野球の指導者が……そんなことで許されるのかよ!? 「あいつの暴力は選手に言うことを聞かせるための手段、あいつにとって選手は駒でしかなかったんだ……」 「しかし、もう高野連も黙っちゃいないだろう?」 そんなことをしている奴を、高野連が見す見す見逃すわけがない。 「ああ、ついこの間捜査の手が入った。OBにもかなりの証言者が居るからな。協栄の選手たちは皆思い思いの学校に編入して、俺は母さんの母校であるここに来たって感じだ」 …………なんというか。 「お前も、色々大変だったんだな」 俺の言葉を染谷は鼻で笑う。 「坂本に比べりゃ大したことねーよ」 そう言えば、言い忘れていた。 「今の俺は坂本って苗字じゃない。今は養子になって川崎っていうんだ。もっとも、これはお前にしか教えていないけどな」 そう、辰真やクラスメイトたちにも言ったことは無いし、あいつらには俺は読書好きの地味な奴っていう認識だろう。 「そっか……じゃあ、翔真って呼んでも良いか? 俺のことは香で良い」 「別に構わない。じゃあ、そろそろ昼休みも終わるし、戻るぞ」 屋上から教室に向かう途中、香は何かを思い出したようだ。 「どうかしたのか?」 「いや、実はまだあまりこの街に慣れてないんだ。案内を頼んでも良いか?」 テスト週間で余り長くは無理だが、それぐらいなら大丈夫だと伝えると、香は笑って…… 「じゃあバッティングセンター行こうぜ。お前、バットにも触ってないだろ」 なんて言いやがる。……まあ、バッティングセンターなら良いか。あれはあくまでも娯楽、だからな。
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