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「あの様子だとアイツ……狂化メニューあたり宣告されたな……」 右打席のすぐ横に立つ御村は,ベンチの様子から飯田の処遇をなんとなく悟った。 同情でもしてやりたいところだが,今は拮抗する試合展開のことを考えねばならない。 現在試合は3対3の同点。ルイスの本塁打で一時は勝ち越されたものの,その後大引が相性の悪い相手から1本を放ち同点に追い付いている。 そしてイニングは9回の裏1アウト。 「さて……何とかしてサヨナラかましたいもんだが……」 柔和な見た目に反して意外に気が短い御村。それ故に延長戦などできるだけ避けたいのだ。 御村の持ち味はバットコントロールを活かしたミート打撃。とてもではないがサヨナラ本塁打は難しい。 ここはとにかく塁に出て,後続の隆浩や大引に託すのが最善のようだ。 そこまで考えてから,バッターボックスのやや後方に陣取り,構える。 相手の北島は,精度の良い球をきっちりと四隅に投げ分けてくる。 先程の飯田の打席で見たように,甘い球はまず来ないと言ってもいい。 この際,ストライクゾーンに入ってきたり外れていくような変化球は捨て,際どい直球を多少強引にでも打ちに行く。 ――俺なら,出来るはずだ。 北島が首を縦に振る。セットポジション。そして,相変わらずゆったりとしたワインドアップから流れるように初球が投じられた。 球界屈指とも言われる綺麗な縦回転の直球が唸りを上げ,顔の近くを目がけて迫ってくる。 身体を反らせながらも咄嗟にバットを振りそうになったが,ボールであることは明らか。回り始めていた腕を必死で引き留める。 そして,顔の前スレスレをボールが通過し,捕手のミットに乾いた音とともに吸い込まれた。 「……っぶねぇな」 堪忍袋のあたりから音が聞こえた気もするが,これもまた相手の作戦。深呼吸をしながら冷静さを保ち,再び構える。 そして,首を縦に振ってからセットポジションに入るまでの動きが完璧にルーティン化している北島。 デジャヴを感じるほどの何ら変わらぬ動きで,流れるように第2球目を投じた。 ――縦回転。膝元の直球。際どい。 頭の中で瞬時にそう考えると,腕を畳んで下へ叩きつけるようにインパクトした。
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