スレッド
一覧
新規
スレッド
ワード
検索
過去
ログ
ホームに
戻る
ザツダン
掲示板へ
記事観覧
> 記事修正フォーム
記事修正フォーム
題名
名前
コメント
井浦は燃えていた。自分と本塁打を打ち合うためにルイスがアメリカから帰って来たのだ。 それに、ベンチからルイスに見られている。井浦として、この場面で凡打を打つ訳にはいかない。 マウンド上の唐川は、対井浦対策として、緩急を付けるピッチングを鍛えてきた。 一筋縄ではいかない相手だと言う事は井浦自身も良く分かっている。 しかし、唐川の新球種であるスローカーブにタイミングが全く合わず、2打席連続で凡打に抑えられているのである。 そして、唐川はワインドアップから第一球目を投じた。 147km/hの速球が井浦のバットの上をすり抜けストライク。この試合での最高速度である。 井浦は一度打席を外し、何回か素振りをしてから打席に戻った。 第二球目はカーブ。これは外れてボール。そして、第三球目は内角高めのストレートをカットし1ボール2ストライク。 そして、しつこく球に食らいついて行った井浦は、11球ものファールを出して粘りカウントもフルカウント。 ここで監督の阿部は井浦に、軽く流してヒットに徹しろと指示を出した。 しかし、なんと井浦は首を横に振って、そのまま打席に立った。 「い、井浦……? どうして指示を聞かないんだ……?」 阿部は唖然としていた。ルイスが帰国して以来、井浦は監督の指示には絶対に従っていた。 しかし、今日の井浦はまるで入団当時のサインを聞かなかった頃の井浦だった。 「監督さんよ……確かに俺はチームの為にサインには従ってきたよ。 だが……ルイスが帰ってきた今、そんな野球はいらねえ! やっぱり俺には、以前のように自由に本塁打を打ちまくりてえんだ!」 第十七球目、唐川は渾身の力を振り絞り、外角低め一杯にストレートを投じた。 井浦は腰を思い切り回し、膨大な遠心力のかかったバットを、外角のボールに合わせた。 そして当たった瞬間、強引にレフト方向へ引っ張った。 「行けえ―――!!」 井浦は打った瞬間、バットを放り投げて吠えた。 その声に反応するように、打球はぐんぐんと伸びていく。 そして、ロッテファンに染まったスタンドへ叩きつけたのである。
0文字/1000文字
文字の色
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
イメージ
パワプロくん
矢部くん
猪狩守くん
猪狩進くん
阿畑さん
早川さん
友沢くん
橘さん
六道さん
久遠くん(11,13)
犬河くん(11)
猫神くん(11)
絵里さん(11)
六道さん(制服)
蛇島くん(13)
みこさん(14)
ボール(イラスト)
野球用具
球場1
球場2
球場・喜び
球場・整列
甲子園・外
バッティング
バント
スライディング
ピッチング
キャッチャー
守備
打つ瞬間
審判
応援団
学校
教室
携帯電話
スマートフォン
パソコン
飛行機
管理者用
[
イメージ参照
]
URL
パスワード
(修正不可能)
クッキー保存