個別記事閲覧 Re: ファイターの小説のご感想 名前:vellfire日時: 2012/09/30 19:09 修正3回 No. 19
      
こんばんは。
では、辛口でコメントさせていただきます。
前提としてこれはあくまで私が思う小説の基準に照らし合わせてのコメントとなります。

一番に思うのは、視点の乱れがひどすぎることです。
すでに、>>6でナナシさんが指摘されていますが、もう少し突っ込んで言います。
「イーグルスの星」は、いわゆる”神の視点”になっていますね。(微妙っちゃあ微妙ですが)
自分はこの書きかたはそもそもNGだと思っています。
一人称であれ三人称であれ、心理を描写して良いのは主人公のひとりだけであるべきだと思います。
他の人物の心理はセリフや動作で表現するべき。
※ただし一般小説でもあるように、
 主役二人を交互(章ごと等)に視点として切り替えたりするのはアリだと思います。
 逆言うとそういう構成でない限りNGだと思います。
神の視点はまあテレビドラマや漫画のような見せ方ですよね。
自分は小説ではこれは出来ないと思っています。
分かりにくい、と言うのもありますし、
小説においては色んな人物の心理が直接書かれていると逆に面白くない、と思います。
序盤で適当に例を挙げるならNo8とか。正と野村の考えが直接書かれているので。
例えばどちらかの視点に寄せれば、分かり得ないはずの書き方がされている。

ここで言うべきではないと思いますが、ナナシさんの作品は、神の視点ではなく、三人称多視点となります。
(視点人物の分かり得ないことは、その人物が語っているときにかかれてはいない)
ただ変えすぎかな、って思いますけど。本来影山スカウトの視点とかいらないんじゃないかなあ。

まとめると、せめて視点を切り替えるなら、章などきっちりした区切りをもって使うべき、と思います。

つづきます。

>追記
すみません。上でナナシさんの作品を三人称多視点と書いてしまったんですが、違いますね。。
基本は一人称ですね。。。
##18(No50、51)なんかは誰の視点なのか分からないですが・・・