1話 松尾兄は使い勝手いいですw 名前:高倉 日時: 2013/03/02 20:19 No. 1
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夏の暑い太陽がここ、頑張町を照らす。こんな暑い日は、ぜひとも海とかに行きたいものだ。暑い夏!青い空!白い砂浜!そして一面に広がる広大な海!これぞバカンス!もっとも、俺はこのクーラーの効いた涼しい部屋からは出たくない。外暑いし。 「おーい?人の話し聞いてるのかー?」 もちろん聞いてるわけがない。しかし、そう言う訳にも行かない。俺の目の前にいて、偉そうに食っちゃべっているこいつの名は松尾広大。……俺の兄。一応職には就いているが、本当に社会人がどうか疑わしい行動をとる。ちなみに俺の名は松尾光。私立パワフル高等学校に通うれっきとした学生である。 「ん、あー。多分聞いていた」 「それでさ、それがひどいんだよ。この前、ただドライブしてただけなのにさー。警察に追われる羽目になっちゃったんだよね」 「そいつはひどいな。で、そのドライブの平均時速って何キロだった?」 「平均時速?たしか230km/hぐらいだったはずだけど」 「………………」どうして道交法違反で逮捕されないのだろう。
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