Re: 銀色の翼 名前:MDO 日時: 2013/10/19 13:35 修正1回 No. 1
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どうもはじめまして、白銀 響哉です。今日は8月16日、真夏日。 空を見上げると青い空に真っ白で分厚い入道雲が大量に掛かっていて雲量にすると6か7はあるだろう。 でも、暑い……。先ほどニュースで見たのだが今日の最高気温は39度越えらしい、俺は暑さに弱いのだが大丈夫だろうか?。 現在球場のグランド内でひと際高い所に立っているのだが意外と大丈夫だった。 まあこれは入道雲がしょっちゅう太陽を隠して直射日光だけは避けてくれることが多いからだろう。 それにしても、今日の第一試合に勝つのは予想外だった。て言うかシニアの全国大会で勝つこと自体予想外だった。 昨日は神宮第二球場でエースの前橋 晃(まえはし こう)さんが7イニングを1失点で完投し、最終回の7回裏に今日ノーヒットだった6番鶴岡 浩輔(つるおか こうすけ)さんがツーアウト一塁からレフトスタンドギリギリに入るサヨナラホームランを打った奇跡が起きたというのに、今日の第一試合では前橋さんの完封で5対0で勝っちゃいました。 それで今2時15分頃に始まって今神宮球場のマウンドに立ってるんですが、まあ投げれるのは嬉しいよ? でも、相手超強いんですけど……。 昨日11対0、今日9対1……フザケンナ。どう考えても二年に託す試合じゃねえだろ。 ちっ、まあ仕方ない、もうプレイが掛かってんだから投げるしかないだろう。東練馬……見てろよ〜抑え込んでやる!。 そう意気込んで初球にストレートを投じたが簡単にライト前に弾き返されノーアウト一塁、スコアボードには116キロと表示されていた。 周囲からは何度もドンマイと声が聞こえてきた。 ボールはすぐに外野から返ってくる。同学年のセカンド船越 亮介(ふなこし りょうすけ)はライトから返ってきたボールを「頑張れよ」と言いながら俺に向かって手首だけでボールを投げてきた。 そのボールをキャッチすると頷き、一度深呼吸をした。 各選手が守備位置に戻ったのを確認すると俺はキャッチャーの野口 浩二(のぐち こうじ)さんのサインを前のめりになって確認する。 カーブのサインが出た。そのサインに頷いた俺はランナーを一度目でけん制すると野口さんの構える外角低めへカーブを投じた。 また金属音が響いた。だが今度は打ち損じていて内野にゴロが転がった。
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