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ノーコン魂  名前： 無名人  日時： 2014/09/29 23:25            はじめまして無名人です。 初心者で下手くそですが見てくれると幸いです。 主な登場人物 高嶋光輝(たかしまこうき)18歳 私立舘岡(たておか)高校の右腕。150km超のストレートが武器だがとにかくコントロールが悪い。人一倍負けず嫌いで練習熱心。頭が悪い。 　 湾栄治(わんえいじ)18歳 光輝のライバルで市立釜石(かまいし)工業高校の左腕のエース。変化球を自在に操り試合を支配することと端麗なみためからマウンドの王子と呼ばれる。今年のドラフト1位指名候補。 白石渉(しらいしわたる)52歳 元プロ野球選手で舘岡高校の監督。光輝の実力を見抜きエースとして起用する。

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Re: ノーコン魂  名前：無名人  日時: 2014/09/30 00:00 修正1回 No. 1             プロローグ　ノーコン野郎 「フォアボール」 審判の野太い声が球場に響く。 スタンドがどよめいている。 「またフォアボールか！やる気あるのか!」 「このノーコン野郎！早く替われ！」 無理もない、この回だけで4つ目のフォアボールだ。 結局この試合は14-3で5回コールドゲームで舘岡高校の惨敗だった。 この試合を壊したのは、高嶋光輝。舘岡高校のピッチャーだ。 光輝は野球部の仲間や応援団にノーコン野郎と呼ばれている。 光輝はこのような展開で何度も何度も負けてきた。 コントロールが定まらずにフォアボールで失点する、これが光輝の決まったパターンだった。 光輝の不甲斐ない投球に嫌気がさし、たくさんの部員が退部した。 光輝は悔しかった。自分の不甲斐ない投球によって他人に影響を与えることが嫌だった。 そんなある日一人の男が監督に就任した。 続く 次　第1話　えっ?俺がエース!?

Re: ノーコン魂  名前：無名人  日時: 2014/10/01 18:01  No. 2             第1話 えっ？俺がエース！？ 新監督のあいさつが始まった。 「前監督に変わり就任した白石だ。私はこの部員が12人しかいない弱小野球部を甲子園で優勝させるためにきた。私が甲子園で果たせなかった夢を君達に叶えてほしい。それから練習の後ミーティングを行う。部室に集まるように、以上。」 監督は最後にわざとらしくせきこむと、かけ足でグラウンドに向かって行った。 「新しい監督、元プロで一軍で出場したこともあるらしいぞ。すごいな！」 こいつは俺の親友で同じく3年のキャッチャーの辻川秀吾（つじかわしゅうご）だ。俺の投球にいちゃもんをつけず励ましてくれるいい奴だ。 『俺もプロになりたいな』 と心の中でそう思いながらグラウンドに向かった。 投球練習が始まった。 バッシィィィィィィン バッシィィィィィィン 『あぁ今日も荒れるな・・・』 と思いながら投げていると、監督がこっちを見て驚いているのに気付いた。あまりのコントロールの悪さに絶句しているのかと光輝は思ったがそうではなかった。 監督は光輝のもつ天性の野球センスに驚いていた。 『こいつ化け物かよ！なんて球威だ。150kmをゆうに超えてやがる！プロでもこんな球投げれる奴いねぇぞ！こいつは将来必ず大スターになる！』 「おいお前！変化球は何を投げれるんだ？」 とても興奮している監督に少々困惑した光輝だったが 「一応・・カーブとチェンジアップは投げ「よし、分かった！」 光輝がいい終わる前に監督は答えて、 「練習中止！今すぐミーティングだ！」 と言って部室に駆け込んだ。 ミーティングが始まった。 色々な話が終わり、最後にオーダーの発表があった。 「これからオーダーを発表する。意見があれば後で言うように」 光輝は期待していない。エースはおそらく1年の田所幹也（たどころみきや）だろう。この前もエースで4番として練習試合に出場していた。本職は右だが前監督が 「お前の肩なら投手もできるだろ。まぁ少なくとも高嶋よりはましだろ」 と言って勝手に決めた。打撃は天才的で投球は決していいとは言えないが前監督の言うとおり光輝よりはましだった。 文字数が少なくなったので2回に分けます。

Re: ノーコン魂  名前：無名人  日時: 2014/10/01 20:19 修正1回 No. 3             >>2の続き 「1番 2年 中 朴大宇 2番 3年 二 正井 典孝 3番 2年一 武蔵川 豪 4番 1年 右 田所幹也 5番 3年 三 瓜生 佳則 6番 2年 左 赤司 ライト 7番 1年 遊 文部 理玖 8番 3年 投 高嶋 光輝 9番 3年 捕 辻川 秀吾 だ。控えは 投手 2年 万丈屋 哉斗 野手 1年 武田 正之 1年 里 真 だ。文句あるやつ手あげろ」 光輝は一瞬で手を挙げた。 「なぜ俺がエースなんですか？俺より田所君がいいと思います！。」 光輝がすごい顔でそう言ったから少し焦った監督だったが 「俺がそう決めたからだ。田所よりお前の方が良いと判断した。」 光輝はわけがわからなかった。エースになったことに喜べばいいのか悲しめばいいのか。 田所君は 「先輩の投球は僕よりいいです。最高です。」 と言ってくれたがこれが嫌味に聞こえるのは光輝がひねくれているからか、田所君の本心か？ 次 番外編 1.5 チームメイトの説明

Re: ノーコン魂  名前：無名人  日時: 2014/10/01 21:32 修正2回 No. 4             番外編 1.5 チームメイトの紹介 オーダー発表に出てきた選手を一部紹介します。 順番はこれからの物語に出てくる可能性が高い順です。 わかりやすいようにパワプロの査定もしました。 高嶋光輝（たかしまこうき）3年 右右 この物語の主人公。 150km超のストレートが武器だがとにかくコントロールが悪い。人一倍負けず嫌いで練習熱心。頭が悪い。 157km コG4 スB74 チェンジアップ1 カーブ3 弾1 ミF31 パF35 走D57 肩A82 守D50 エF33 重い球 ノビ4 四球 闘志 辻川秀吾（つじかわしゅうご）3年 右右 捕手 光輝の親友。持ち前の広い心と肩の強さに加え頭もよくまわり落ち着いて状況を判断できるので、正捕手に抜擢された。 しかし打撃力が途轍もなく低く3年間で光輝よりヒットの数が少なく、本塁打0 打率も0割5分をきっている。 バントの上手さには定評がある。 弾1 ミG10 パG24 走D57 肩A98 守A87 エA82 キャッチャー5 送球4 ブロック○ バント○ 扇風機 チャンス1 田所幹也（たどころみきや）1年 右左 外 投 ー 二 遊 三 中学生の頃から日本中に名前が知れ渡っていた天才野球児。パワフルな打撃と堅実な守備、50m5秒台の俊足と、走攻守三拍子揃った非の打ち所がない野手。本職は外野だがどこでもできる器用さもあり投手としても試合に出場した。悪気はないようだがたまにイラっとする言動をする。 弾4 ミA84 パA94 走 A84 肩A98 守A81 エ80 パワーヒッター アベレージヒッター チャンス5 盗塁4 守備職人 レーザービーム 走塁4 安定度4 142km コD52 スD50 フォーク1 スライダー2 朴大宇 （パクテウン）2年 左左 外 ー 三 野球留学でやってきた韓国人。 日本語はあまり喋れないが、ユーモアがあり、どんなに悪いムードもよくする。 プレーは、派手さはないが選球眼を駆使したファウル打ちやどのコースでも巧みに打つ技術で出塁率が高く盗塁も上手いため1番バッターとして最高の役割を果たす。 弾2 ミA80 パE47 走A82 肩C67 守B74 エC62 アベレージヒッター チャンスメーカー ムード○ 選球眼

Re: ノーコン魂  名前：無名人  日時: 2014/10/04 18:41  No. 5             第2話 明日は練習試合、しかし・・・ 今日は6月1日、 甲子園大会は8月、 さてあと2ヶ月しかない。 だがチームはこの有様だ・・・ 「ショートフライだぞー」 コツンッ 「よしっ、オーライオーライーあれっ？」ぽてっ 「おいおい、何してるんだー」 「しゃあっせん！」 ノックでこの有様だ。 まぁ光輝も人のことは言えないが・・・ 「フンッ」 すぽーん ギュルルルルル ガッシャーーーン 「うわー、大暴投だよ。」 相変わらずである。 明日は練習試合なのに・・・ 相手は秀央(しゅうおう)学園高校。 全国屈指の進学校で、秀央のブラスバンド部は全国大会へ何度も出場し金賞を受賞したこともあり、全国的に名を知られている。 ちなみに野球部はこの地区ではうちと一二を争う弱小校である。 しかしこの前の練習試合は4-0で負けた。 この高校に勝たなければ甲子園大会制覇など夢のまた夢である。 次の日、ついに練習試合が始まる。 各チームのオーダーが発表された。 相手チームのエースは佐藤浩輔。 110km程度の遅い球とキレのないスライダーが持ち味？ である。 果たして勝つことが出来るか？ 次 練習試合 対 秀央学園高校

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