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王者のエース  名前： 飯田春彦  日時： 2015/04/30 20:40            高校野球で活躍し、一人の野球少年がプロ野球チームの王者、巨人の選手になった。彼の名は龍崎 京平。 彼が、巨人のエースになることを描いた物語。

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Re: 王者のエース  名前：飯田春彦  日時: 2015/05/01 16:53 修正1回 No. 1  HOME           2016年11月14日プロ野球ドラフト会議 実況者「さあ、今年のドラフトが始まりました！。 実況は私、川添と解説者の荒木大輔さんです。宜しくお願いします。」 荒木「お願いします。 」 実況者「いきなりなのですが、今年の注目選手を教えてください。」 荒木「はい。ええとですね。一人目は浦和高校の強打強肩の遊撃手、木根川。二人は甲子園優勝投手、大阪桐蔭の本格派、坂本。三人目は、甲子園準優勝に終わるも、145キロのストレートと出だしの見えずらいフォームが特徴の早稲田実業の龍崎ですね。」 実況者「ありがとうございます。ドラフト会議はあと20分後に行われます。」 20分後・・・ 実況者「はい。ええ、2016年ドラフト、ついに始まりました！注目選手は先程荒木さんがいったとうり木根川、坂本、龍崎の3人です」 木根川「大丈夫かな…」 坂本「俺は全球団から1位指名うけるっしょ！」 龍崎「甲子園、優勝しなかったからな…YOU(坂本の事)が1位指名だろうな…」 坂本の事をこうしてあだ名で親しく呼んでいるのは訳がある。坂本は龍崎と小中学校の同級生でその時からライバルだったからだ。 早稲田実業の選手たち「大丈夫ですよ。先輩。甲子園準優勝なんて凄いことですから。」 龍崎「あ、ありがとう。」 実況者「さあ、始まりました！」 アナウンス「福岡ソフトバンクホークスの一位指名…」 龍崎「ごっくん」 「坂本 佑人 大阪桐蔭 18歳 投手」 龍崎「おおー。やっぱり。」 アナウンス「オリックスバファローズの一位指名…」 龍崎「？？」 「坂本 佑人 大阪桐蔭 18歳 投手」 龍崎「だろうな。150キロもだしてあれくらいの繊細なコントロールだもんな…」 アナウンス「埼玉西武ライオンズの一位指名…」 龍崎「YOU…」 「坂本 佑人 大阪桐蔭 18歳 投手」 龍崎「…」 アナウンス「千葉ロッテマリーンズの一位指名… 」 龍崎「頼むから、YOUはやめて…」 「坂本 佑人 大阪桐蔭 18歳 投手」 龍崎「ぎゃーーーーーー！」 坂本「プロ野球史上初の12球団1指名ダブりの記録を作ってやるぜ！ひゃははは！」 アナウンス「北海道日本ハムファイターズの一位指名… 」 坂本「俺♪」 「坂本 佑人 大阪桐蔭 18歳 投手」 龍崎「こんなことって…」 アナウンス「東北楽天イーグルスの一位指名…」 坂本「俺でしょ？」果たして…

Re: 王者のエース  名前：飯田春彦  日時: 2015/05/02 21:41 修正1回 No. 2  HOME           「坂本 佑人 大阪桐蔭 18歳 投手」 坂本「ほーら」 龍崎「頼むよ…」 アナウンス「それでは、セ・リーグの指名…」 アナウンス「阪神タイガースの1位指名…」 龍崎「嫌だ。ここはYOUを呼べ…」 「坂本 佑人 大阪桐蔭 18歳 投手」 龍崎「ある意味よっし！。」 坂本「俺の好きな球団きたーー！」 アナウンス「読売巨人の1位指名…」 坂本「俺♪」 龍崎「多分坂本だろうが、呼ばれるんだったらここがいい。」 「坂本 佑人 大阪桐蔭 18歳 投手」 龍崎「ほらな。」 アナウンス「横浜DeNAベイスターズの1位指名…」 「坂本 佑人 大阪桐蔭 18歳 投手」 坂本「どこも俺を指名するんだよ。」 アナウンス「東京ヤクルトスワローズの1位指名…」 「坂本 佑人 大阪桐蔭 18歳 投手」 龍崎「こんなことって…凄い記録になるかも知れない…」 アナウンス「広島東洋カープの1位指名…」 「坂本佑人 大阪桐蔭 18歳 投手」 龍崎「まさかまさか…」 坂本「さあ、こい！」 「中日ドラゴンズの1指名…」 「坂本 佑人 大阪桐蔭 18歳 投手」 龍崎「！？」 実況者「なんと、全球団の1位指名が一人に集中しています。」 荒木「まさかまさかですね。」 実況者「さあ、抽選です。」 (巨人)原辰徳監督「絶対欲しい！」 (阪神)城島建司監督「優勝の原動力になる。」 (西武)石井弘寿監督「いい逸材だ。」 さあ坂本を当てるのは誰か？

Re: 王者のエース  名前：飯田春彦  日時: 2015/05/02 22:30 修正2回 No. 3  HOME           ？？？「よし！」 実況者「ああ！」 荒木「本人も満足の結果だと思いますがね…」 実況者「甲子園優勝投手を当てたのは…」 実況者「城島タイガースです！！」 実況者「それでは、坂本選手のインタビューをご覧下さい。」 「…」 テレビ「城島タイガースです！！」 坂本「よっしぁ！！！」 アナウンサー「さあ、坂本選手。今の心境をお聞かせ下さい。」 坂本「ええー、最高でーす！好きな球団に入団出来て良かったです。今まで支えてくれた人達に感謝です！」 龍崎「良かったな…」 実況者「そして読売巨人の外れ1位の指名です。」 龍崎「頼む…頼む！」 アナウンス「読売巨人の1位指名…」 「龍崎 京平 早稲田実業 18歳 投手」 龍崎「よし！！好きな球団だ！」 その後、阪神と西武以外の10球団は龍崎を指名した。 (ちなみに西武は木根川を指名した。) 龍崎「どうしよう…YOUみたいにならないかな…」

Re: 王者のエース  名前：飯田春彦  日時: 2015/05/03 16:29  No. 4             実況者「大変荒れたドラフトです。」 荒木「びっくりですねぇ。」 実況者「なんと12球団の1位指名が重なって、坂本を当てた阪神と木根川を指名した西武以外の10球団の外れ1位指名は龍崎です。」 視聴者たち「歴史に残るドラフトだぜ…」 実況者「龍崎を争う戦いが今始まりました。」 実況者「10人の監督が封筒を手にしました… 10個の封筒の内…契約交渉認定資料が入っているのは1つのみ…ですから望みは10分の1です。」 実況者「さあ…開けました！」 9人の監督「ああ…」 ？？？「よしっ！」 実況者「手を上げたのは原監督です！巨人です！」 荒木「今日の目玉2人の行き先は2人とも好きな球団で良かったですね。」 実況者「それでは、龍崎選手にインタビューです。 田中さーん！」 アナウンサー「はい。ええ、龍崎選手。巨人入りという事ですが…今の心境をお聞かせ下さい。」 龍崎「…本当に僕は運のいい人だと思いました。 僕は甲子園の防御率が3点台ながらも、準優勝できたし、こうして子供のこらから好きだった球団に入団することも出来ました。プロの世界で活躍出来るかはわかりませんが、いずれも子供達に、リュウザキみたいになりたい！。と言われる選手になりたいと思っています。 僕を指名してくれた9人監督さん、僕を当ててくれた原監督さん、そして僕を育ててくれた親に感謝です。」 荒木「いい人ですね…」 果たして龍崎は活躍できるのか？

Re: 王者のエース  名前：飯田春彦  日時: 2015/05/03 20:01 修正1回 No. 5  HOME           というわけで… プロ野球選手の一員になりました！ 龍崎率いる巨人はキャンプの為、宮崎に滞在している。 というのも今は3月。ドラフトから4ヶ月たったのだ。 原監督から開幕1軍と2軍の発表が始まった。 原監督「鈴木尚2軍…戸根1軍…坂本1軍…」 龍崎「緊張するな…」 ？？？「大丈夫。2軍でもオープン戦で、結果を残せば1軍だから。」 龍崎「お、お前は…」 ？？？「フフン」 龍崎「城西 要！！」 城西「ガキの頃から友達何だから忘れるなよ…」 城西は龍崎と小中高校が一緒で幼馴染み。 強肩強打の捕手。彼も歴史に名を刻む選手を目指す。 ドラフト2位で入団。 原監督「龍崎…」 龍崎「呼ばれたぁ！」 原監督「2軍…」 龍崎「がーん」 城西「まあまあ龍崎。俺も2軍だった。 さっき言った通りオープン戦で活躍したら1軍に上がれるから。」 龍崎「そ、そうだよな…」 原監督「龍崎！、城西！、北川！(ドラフト3位の選手。)来い！」 呼ばれた3人「はい！」 原監督「お前たち3人には期待している！ だが悪いがまずは2軍で調整してもらいたい。 2軍のオープン戦で結果を残す事が出来れば1軍だ。 頑張ってくれ。」 3人「はい！！」 龍崎は開幕1軍の座を奪えるのか？

Re: 王者のエース  名前：飯田春彦  日時: 2015/05/04 07:59 修正1回 No. 6  HOME           龍崎「投げ込みしなきゃ！」 城西「俺が受けてやる！俺の練習にもなるからな。」 龍崎「ありがたい！」 龍崎「いくぞー！」 城西「こい！」 「シュ！」 「バシーン！」 斎藤1軍投手コーチ「いい球だ。未来のエースになれるぞ。」 龍崎「あ、ありがとうございます！ 」 それから龍崎は斎藤1軍投手コーチに指導されながら、 2時間投げ込みを行った。(龍崎の球を受けたのは、斎藤1軍投手コーチ。) 斎藤1軍投手コーチ「お前良いじゃないか！将来が楽しみだ。」 龍崎「ありがとうございます！将来のエースになれるよう、努力していきます！！」 斎藤1軍投手コーチ「その態度も大切だ。頑張っれ。」 龍崎「はい！」 「もっと腰を低くぅ！」 怒鳴り声が聞こえる。 そのあとか弱くて聞いたことある声が聞こえてきた。 「はい…」 龍崎「気になるな。ちょっと見てみよう。」 そこにはトスバッテングで一球も当てられない選手がいた。その選手とは… 城西「えい！」 「ブン！」「スカ！」 城西だった。彼は実戦打撃は得意だが、トスは苦手らしい。 その城西に岡崎2軍監督は容赦なく怒る。 岡崎2軍監督「当たんないぞぉ！」 岡崎2軍監督「ラスト！」 「ブン！」「スカ！」 岡崎2軍監督「はい、交代！」 龍崎「おいおい城西。オープン戦は明日だぞ。 大丈夫かよ…」 城西「ああ。」 龍崎「もう少しでオープン戦のオーダーが発表されるぞ。」 岡崎2軍監督「明日の試合のオーダーを発表する！」 龍崎「全く。この物語は都合が良すぎるんだよ。」 岡崎2軍監督「原監督と斎藤コーチからオープン戦の開幕投手は龍崎にして欲しいという話があった。なので投手は龍崎にした！」 龍崎「やったーーー！」 城西「俺もスタメンだった！3番キャッチャーだった！嬉しい！」 龍崎「よーしオープン戦頑張るぞ！」

Re: 王者のエース  名前：飯田春彦  日時: 2015/05/04 14:36 修正1回 No. 7  HOME           アナウンス「大変お待たせいたしました。 2軍オープン戦 巨人×ホークス」 岡崎2軍監督「龍崎。」 龍崎「はい。」 岡崎2軍監督「頑張れ。俺も原さんと同じように期待してるからな。力強く行け。」 龍崎「あ、ありがとうございます。」 ホークス スターティングオーダー 1番 右 福田 2番 中 城所 3番 一 真砂 4番 左 江川 5番 指 釜元 6番 捕 高谷 7番 三 山下 8番 二 中西 9番 遊 宮崎 投手 岩嵜 ------------- 巨人 スターティングオーダー 1番 右 和田 2番 捕 実松 3番 指 フランシスコ 4番 一 中井 5番 二 藤村 6番 中 鈴木尚 7番 左 矢野 8番 遊 長田 9番 三 針谷 投手 龍崎 ------------- 先攻は巨人。トップバッターは和田恋。 巨人ベンチ1「おいおい。岩嵜ってあの岩嵜か？」 巨人ベンチ2「怪我したらしいぞ。」 龍崎の心の中「岩嵜さんか…僕も知っている。怪我したのか…。いい投手だったのに。」 審判「プレイボーール！」 龍崎「は、始まった！」 1回の表は3者凡退。 龍崎「よーし、2イニング。抑えてやる！」 城西「10球練習だ。」 岡崎2軍監督「あの原さんと斎藤さんが絶賛するんだ。 どんな投球を見せてくれるのだろう？」 審判「プレイボール！！」 頑張れ！龍崎！2軍から這い上がれ！

Re: 王者のエース  名前：飯田春彦  日時: 2015/05/04 21:36  No. 8             アナウンス「1番 ライト 福田」 龍崎「緊張する…でもしたら駄目だ。強気で行こう。」 城西のサイン「ここはストレートだ。」 龍崎の心の中「お、おう。」 豊田2軍投手コーチ「大丈夫かな…大丈夫かな…」 龍崎の心の中「いくぞー！」 「ビシュ！」 「ギゥルルルル！」 「ズバーン！」 福田「…」 ホークスベンチ「…」 巨人ベンチ「…」 豊田2軍コーチ「いった…」 岡崎2軍監督「い何が…」 福田「おこった…」 中井「の？…」 球審「ストライーク！ 」 実況者「外角ギリギリストライク！。なんと146キロ！」 小宮山解説者「速いし、コントロールがいいですね。」 実況者「さあ2球目」 「ビシュ！」 「スカ！」 球審「ボール！」 実況者「ボールですが、147キロ！」 実況者「3球目！」 「ビシュ！」 「カチ！」 龍崎「キャッチャーー！」 「パシ！」 実況者「ここはスライダーを詰まらせ、キャッチャーフライです！」 さあどうなる龍崎？

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