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パワプロss
名前:
PP
日時: 2016/08/23 04:58
主な登場人物
主人公
雨野 颯人(アマノ ハヤト)
ポジション ピッチャー、ショート
身長173センチ 体重60キロ
伊藤 未来(イトウ ミライ)
ポジション セカンド
身長159センチ 体重49キロ
青空 太陽(アオゾラ タイヨウ)
ポジション ピッチャー
身長179センチ 体重74キロ
矢部 明雄
ポジション外野
身長171センチ 体重62キロ
矢部くんはよくわからないのでイメージでテキトーですw
完結させれるように頑張ります!。
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Re: パワプロss
名前:
PP
日時: 2016/08/23 05:40 修正1回
No. 1
「ごめん、やっぱり俺パワフル高校に行くよ」
中学生活も終わりが近づいてきた一月、大親友の青空太陽の言葉に俺雨野颯人は人生最大の衝撃を受けた。
俺のすぐ隣にいた伊藤未来を見ても俺と同じ反応をしていた。
「そ、そうか。また高校でも一緒に野球できると思ってたんだけどな……」
笑顔で言おうとしたけど、無理だった。俺が言い切った後、太陽が少し寂しそうな顔をした気がした。
「じゃあ、言いたかったことはそれだけだから、じゃあな」
太陽はそう言って俺たちに手を振ると背を向けて歩きはじめた。
いつものように、「バイバイ」と言えなかった。
俺たち三人、ずっと一緒だと思ってたのに……。
太陽が言うことには、俺たち二人は何も言えない。太陽は特別だから、中学で俺たちが全国大会に出れたのは全部太陽のおかげだ。
時間が経つにつれて、太陽とは住む世界が変わってしまっていたのかもしれない。
「……太陽」
絞り出したような声で未来が呟いた。目には涙が溜まっているように見えた。
そうだよな。当然だ。太陽は顔もいいし、勉強もできるし、スポーツ万能、野球は超一流なんだから。彼女が太陽に気があることはなんとなく察していたが、俺の中で確信してしまった今、なんだかすごく胸が苦しかった。
「大丈夫か?」
そう言いながら未来の頭を撫でた。
すると未来は俺に抱き付いて泣き始めたが、未来にとって俺は、ただの幼馴染の親友でしかないのだろう。
太陽と俺はそれから一度も言葉を交わすことなく中学を卒業した。なんとなく未来とも一緒に居づらくて、俺たちはバラバラになってしまっていた。
でも、未来が卒業式の日に俺と太陽を無理矢理引き合わせた。それが親友としての、最後の会話となった。
「颯人、絶対甲子園出ろよ。そこで対決だ。どっちが上か、決着つけようぜ」
俺とお前じゃ勝負にならない。そう言おうとした。でも、太陽が俺を認めてくれていたのが嬉しくて、俺もちょっぴり強気に出てしまった。
「分かった。間違っても俺と戦うまで負けたりすんなよ! すぐ追いついてやるからな!」
俺がそう言い切ると、太陽は穏やかな顔で笑った。
「うん、分かった。誰にも負けない」
親友としての関係は終了だ。これからはライバルだ!。
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