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黒く濁ったあの夏・・・(小説番外編)  名前： パワプロ？  日時： 2012/08/29 13:19 修正2回           今日、僕の野球人生は終わった――― 主人公名【辻内将大】 ポジション【投手】 所属高校【あかつき大附属】 投打【左・左】

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１話　無機質  名前：パワプロ？  日時: 2012/08/29 13:34 修正1回 No. 1             ・・・ 実況「舞台は甲子園決勝！この試合に勝って、あかつき大付属、悲願の初優勝なるか！？」 そう、『ココ』は甲子園。 僕の名前は辻内将大。 ・・・野球が好きな少年だ・・・ ・・・ ・・・ この日までは・・・ ・・・ 実況「さあ！あと、１球で！・・・辻内投げたっ━━━━!!」 ――――― ピッピッピ・・・ この『部屋』に響き渡る無機質な音・・・ ここは・・・ あ、そうだ・・・試合は・・・ 俺は意識を戻し、目を開けた・・・ しかし、そこには・・・ 明らかに同情している顔をしている、チームメイト、医師、看護婦・・・ 『あ、辻内・・・気がついたの・・・か』 辻内「？・・・うん・・・で、試合は・・・」 『あぁ、試合は勝ったよ・・・辻内のパーフェクトゲームで・・・』 辻内「そうか・・・」 『ただ・・・』 辻内「ん？」 『お前はもう―――』 え？嘘だろ・・・？ 俺の脳はパニック状態に陥った。 それもしかたない。 ・・・この日僕の野球人生は幕を閉じた・・・

２話　自殺願望？いいえ、ただロープで遊んでただけです。  名前：パワプロ？  日時: 2012/08/29 13:50  No. 2             辻内「え？オイ・・・嘘だって言ってくれよ・・・」 医師『残念ながら・・・肩の骨が磨り減ってるんですよ・・・それも、磨り減ったところが非常に広い・・・これじゃあ、野球は無理でしょう・・・投手としても、野手としても・・・』 今の僕には理解できなかった。 僕の野球人生が・・・終わる？ ハハハ・・・これじゃあ、生きていても意味ないや・・・ 俺は近くにあるロープを――― 『やめろ！』 ・・・田中？ 田中『お前は、確かに野球はできない・・・でもなぁ、お前にしか出来ない事もあるんだよっ！』 ・・・ 俺はこの『こと』には理解できた・・・ 辻内「指導者か・・・」 田中『そうだ！・・・なぁ、辻内。昔を思い出そうよ・・・なぁ？』 ・・・わかった。

３話　入学  名前：パワプロ？  日時: 2012/08/29 13:58  No. 3             ・・・２年と４ヶ月前・・・ 俺は大きな門をくぐり、校内へ・・・ 辻内・・・中学最強の左腕と言われ、数々の名門校(ＰＬとか)から、スカウトされたが全て断ったという・・・ 最高球速１４４km/h 平均球速は１３８km/h 怪物です。 怪物でした。 その結果、一人の怪物が生まれようとしていた・・・ ・・・１９８２年・・・あかつき大付属高校に入学。 入った時からエースだった。 １年目の夏・・・予選決勝でサヨナラ暴投により、０−１で敗北。 「・・・俺、人目も気にせず泣いてたなぁ・・・」 と、後に本人が発言したほど泣いた・・・

４話　無題  名前：パワプロ？  日時: 2012/08/30 06:31  No. 4             その日から、辻内の目が変わった。 ・・・どんな目なんだろう(ﾎﾞｿｯ で、監督が、 『合宿じゃー！』 と、言い、ハワイまで来てしまった。 どうやら、自主トレらしい。 なので、辻内は基礎体力強化のためのランニングを行なった。 主な内容 ６時　：起床 １０分：朝食 ３５分：自由行動 ――――――――― １２時：昼食 ３０分；自由行動 ――――――――― １８時；夕食 ３０分：風呂 ４５分：自由時間 ２１時：就寝 だ。 自由多すぎと、俺は思いました。

俺復活したぜ！  名前：パワプロ?  日時: 2013/05/03 12:37  No. 5             ・・・そんなこんな１ヶ月を乗り切った。 後に、 『この合宿で、自分が変わった気がした。そして、みんなの目の色も変わった』 と、本人は述べている。 秋の大会は、準優勝に終わったが、光明は見えた。 あかつきナインは、目の前にある、一筋の光を追いかけ――― 翌年夏、あかつき大付属高校は、初めて甲子園の舞台に立った。 『ここが甲子園か・・・思ったより大きく・・・暑い』

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