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秀行は帰宅すると、母はすでに夕飯の支度をしていて、弟の正は本を読んでいた。 「ただいま……」 そう、力ない声でいうと、母は「お帰り。どうしたの? 元気ないわねぇ……」と心配そうに口にした。正もそのような感じだった。 「いや……、何も」 秀行はこらえるように返すと、ちょうど吉良が帰宅した。 「ただいま」 「お帰りなさい、あなた」 母は親しみを込めた言葉を送ったが、吉良はそっけない。秀行はそんな父をいつも許せない気持ちで見ていた。そして、開口一番言い放った。 「お父さん、今日はちゃんと『仕事』したの?」 そう言った途端、あたりの空気はどんより静まり返った。吉良は何も言い返さない。秀行は更に攻めた。 「まさか、今日も出張? どんな仕事したの?」 すると、頭に血が上った吉良は、血相を変えて言い放った。 「カラ出張の何が悪い!? 俺は自分の会社を経営するのに忙しいんだ!!」 秀行は信じられなかった。そして沸々と怒りがわいてくる。母は、そんな二人をなだめに仲介に入った。 「二人とも、よして! よして!」 吉良は、地方公務員を務めながら、建設会社を経営している。だから、どちらかというと自分の会社の経営の方が忙しく、大事なのだ。 秀行はその時、確信的に悟ったのだった。 このままでは部落はますます差別される……。
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