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七回裏、一番の伊東健に回っていた。井本はマウンドから彼の顔を見やる。右バッターボックス上で構えている伊東は、嫌らしいくらいにクールに見えた。そんな彼を見ると、かなり気に障る。 畜生……、ボロ負けしてんだから少しは気落ちしろってんだ……!! 井本は腹を立てながら、阿部のミットを見やる。外角低めギリギリだ。 「くそっ、これでも食らえ!」 最大力でボールに指を押し込み、全力投球。球威は抜群だ。しかし……、大きく高めに外れた。 伊東は一向に表情を変えることなく、淡々と打席で構えている。そんな彼に井本はさらに苛立つ。 「……、涼しい顔しやがって……!」 そこへ、大累が心配そうな顔を浮かべながらマウンドにやってきた。 「井本さん、大丈夫ですか……?」 「あぁ!?」 「落ち着いていきましょうよ……。井本さんはウチのエースなんだし……」 「それで済むなら苦労はねぇ、空気読め!」 「……、すみません」 大累は気を落としながら守備位置に戻っていき、さらにフィールド内はピリピリしだした。井本は再び伊東に相対する。この空気を楽しんでいるように見えて仕方がない。余裕の笑みさえ伊東は浮かべていた。 そして、第二球目。キャッチャーミットは真ん中低めに構えられてある。 「食らえ!」 さらにボールは渦を巻いていた。しかし、中途半端に高めに。伊東はバットをしならせて引っ張った。 小気味い音を放った打球は三遊間へ。やべえ、抜けるじゃねぇか! 井本は瞬時にそう思った。しかし、ショートの坂本は懸命に横っ飛びを敢行。打球に追いついた……が、弾いてしまった。レフト前ヒット。 「畜生、坂本!」 思わず大声を出してしまった。
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