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第二十一章 午前。試合前。仙台市役所と宮城県庁の近くにある都市公園、「勾当台公園」を秀行は訪れていた。まだ三月の初めである。周りにある杉の木はもちろん剥げていて、少し寂しげではあるが。 三寒四温。寒くなったり温かくなったりするこの時期の仙台はまだ完全に肌寒さが消えない。秀行は、両手の平に「はぁ〜」と息を吐きかける。 「関西とはえらい違いだな〜……」 寒さが残る東北の杜の都の空気を秀行は感じている。しかし、春になると、街中に連なっている緑が都会の空気を浄化してくれる。早くこの地にも春が来ないか。そう、物思いにふけりながら、秀行は公園の中を歩く。そして、ある銅像に目をとめた。 「うわ〜、偉人の造だ……」 秀行が関心しながら眺めているそれは、江戸時代の名力士、「谷風梶之助(たにかぜ・かじのすけ)」の銅像である。188p、160s。生涯成績258勝16敗14引き分け。優勝相当成績21回。この堂々とした体格で、数々の勝利を収めた陸奥が生んだ強者を目の前にした秀行は心の中が沸々としてくるのを感じた。 「……、パワーをもらえそうだな……!」 秀行は、闘志を胸に秘め、公園を後にしようとした……、が、その時。 ガチャガチャとにぎやかな音楽が聞こえてきた。何だ? と秀行は思い、その方向に振り向いてみると音楽に合わせて「パラパラ」を踊っている人がいるではないか。何ともちゃらちゃらした奇抜なファッションで、髪も茶色だ。不自然に日焼けもしている。 「うわ〜、パラパラ踊ってる……。チャラオだチャラオだ……」 秀行はしばらく唖然としていると、そのチャラオがこっちに気付いた。そして、トコトコと数歩歩いたその直後、猛烈にダッシュして向かって来たではないか! 「やばい、逃げろ―!」 秀行は一目散に公園から飛び出し、寒空を駆け出した。
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