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しかし彼は、疑問に思った。野田があまりにもバットを出してこないのだ。遠慮でもしているのだろうか、いや、それにしても度が過ぎている。まるで、両目で丸かじりするようにじっくりと、味わっているように見える。一体なんで? しかし、そればかりを気にしていたらきりが無いように思えたので、切り替えることに。第三球は、再び直球にしよう。外角低めギリギリに決めて一気に三球三振に切って取ろう。河田にサインをだす。 だが、予想外なことが起こった。河田がカットボールを要求したのである。驚いた秀行は思わず首を振る。だが、河田も負けじとカッターを要求。何度もそんなやり取りが長く、長く。 「あぁ〜、もう、河田さん!」 秀行はさすがにしびれを切らしてしまい、河田をマウンドに呼んだ。 「河田さん、どういうことっすか、直球投げさせてくださいよ、一気に気持ちよく決めたいんです!」 「いや、秀行、ここはあえてカットボールで詰まらすぞ」 河田は表情を変えず。 「ですけど、野田さんはなんか今日の俺の球に手が出ていませんよ?」 そんな秀行に河田はこう切り出した。 「秀行、今日は『超絶技巧派』のお前らしくないぞ。ここは裏をかく方がいい。それに野田はな、外角のカットボールが比較的苦手であるというデータがあるんだ」 さらに続ける。 「それに、お前、疲れてきているぞ、肩のスタミナ大丈夫か? 直球が走らなくなってきている。要するに今日のお前はあまりにも出来が良すぎて自分の投球に酔いしれているんだろうが、それは甘いからな……!」 少し語気を強めた。 「河田さん……」 秀行は少し逡巡。確かに、ブルペンで飛ばし過ぎたのであろうか、少し疲れが出てきているように感じる。汗もダラダラだ。しかし、気持ちは固かった。 「いや、直球にしたいです。お願いします!」 「……、そうか」 河田は戻ると、外角のきわどいくらいの低めに構えた。秀行は頷き、渾身の直球を投げこんだ。 しかし!
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