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第二十九章・前篇 雨の影響でグラウンドはぐちゃぐちゃになっていたが、太陽は燦々と輝いていた。楽天ナインは、笑顔でベンチへと戻っていき、ベンチの者たちは笑顔で迎え入れる。一方の沢玉の方は、選手たちがただただ茫然としている中、日奈子はブツブツと。 「もう少しで勝てたのに、勝てたのに……」 すると、そのような中、秀行が沢玉ベンチに向かって来た。そのまま日奈子の方に向かってくる。周りが騒然としはじめる。日奈子はそっけなく、更に陰険な表情でこう。 「なによ、敗者を笑いにきたのかしら?」 すると、秀行の口から日奈子の予想だにしなかった返事が。 沢玉野球は手ごわかったよ、でも、いい試合をありがとう、また戦いたいね。 彼はとても優しい顔をしていた。日奈子は、思わず目を丸く。そして、顔を赤く。仇敵とみなしていた秀行からこんなことを言われるなど思ってもみなかったからだ。しかし、日奈子は素直な性格ではない。顔をそらして、そのままズカズカとベンチ裏に下がって行ってしまった。選手達もそのあとに、ぞろぞろと。 そして、試合後のミーティングに参加した後、秀行は報道陣に囲まれた。彼の受け答えの様子は、快活そのもの。マスコミの受けは抜群であった。矢継ぎ早に質問が飛び、その様子はかなりにぎやかそのもので、最後にこのような問いが。 「真上投手、試合直後に沢玉の日奈子監督にお声をかけたのに、返事をしてもらえなかったようですが、そんな彼女をどう思いますか?」 かなり皮肉な質問である。その記者の顔にもその様な言葉が書いているような感じだ。秀行は、苦笑しながらすぐ口を開いた。 「そのような話はなしにしましょう」 すると、報道陣の間からも苦笑が。
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