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藤原は話を続けた。 「実は昨日の夜、偶然ここで僕は三田さんと会って立ち話したでありんす、僕は三田さんに訊いたでありんす、『何であの試合の時、嫌いな秀行君が活躍して目立っていて、勝ち投手の権利まで得たところにリリーフを命じられたのに、清々しい顔をしていられたでありんすか?』と」 すると、藤原によると、三田はぶっきらぼうにこう捲くし立てたそうである。 アイツの活躍を帳消しにしてまで俺が打たれて負けてしまったら、俺の球団内での評価が下がることはおろか、全国紙でぶっ叩かれて赤っ恥をかくのも俺だ。それくらいのことは考えやがれ! だから、無理して取り繕うしかなかったんだよ! 秀行は思わず、「ほう……」とした表情を浮かべた。 「三田もやっぱこんなもんか」 「でも、そんなに安直に考えてもいいでありんすかねぇ〜」 「おい、なにニヤッとして意味深なこと言ってんだよ……」 藤原はしばらくしてゆっくり口を開いた。 「僕は、面と向かってそんな三田さんのことをつぶさに観察していたでありんすが、どうも赤面しているようで、テレを隠しているのが透けて見えていたでありんす。三田さんは確かに秀行くんを目の敵にしているでありんすが、あくまでそれは、初めの頃はただの妬みだったかもしれないでありんすが、だんだんとキミのことを『認める』という意味での意識に変わってきているんではないかと僕は推測しているでありんす……。だけど、まだ素直になれないんでありんすよ。……、と、秀行くんがのど乾いているにも関わらず、長々と邪魔してしまったでありんす、ゴメンでありんす〜!」 そうして、藤原は、悪びれた様子で俊足飛ばして一目散に駆け出して行った。おやっさんの「いい年して廊下走んなバッキャロー!」という怒鳴り声か聞こえた。 秀行は、腑に落ちた顔をして、スポーツドリンクを買い、その場で一気飲み、それから田野慎吾ちゃんトレーニングコーチのきわどい整体に寿命を縮ませた後、精根尽き果てて、部屋に戻ったあと、バタン、キュー。
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