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その頃、ブルペンでは、バシーン! と小気味いいキャッチャーミットの音が響いていた。投げている投手は白馬のエースである白馬王子である。 「ほれ、次はスローカーブじゃ!」 変化球が絶妙なコントロールで決まる。 「坊ちゃま、素晴らしき制球力とキレでございます〜!」 そう声をかけるのは、白馬家の執事であり、正捕手の瀬馬洲茶養老(せばすちゃん・ようろう)、柔和な目つきが特徴的な四十二歳である。 「おぉ、瀬馬洲茶、苦しゅうない、苦しゅうないぞ〜!」 カールした前髪を跳ねつかせながら王子は上機嫌だ。 「私執事は、今日もお坊ちゃまの好調さには心底ほれぼれしている次第でございます」 「そうかそうか、吾もお前のような者が捕手であることに心から幸せを感じておるぞよ、では、吾の決め球であるロイヤル・スクリューをビシッと決めて仕上げとしようぞ!」 「かしこまりました、坊ちゃま、試合前の景気づけにしっかりと決めてくださいませ!」 王子は、野茂を彷彿させるようなトルネード投法から、球持ちよく腕をしならせながらボールをリリースする。利き腕と斜め反対方向に流れ星のような変化をするこの球は、数々の打者を翻弄し、多くのプロのスカウトマンをうならせてきた。それが微塵もコントロールミスなく、ミットに収まる。執事捕手、更にうなり、王子を褒め称えた。 「最高、最高でございます、坊ちゃま!」 「苦しゅうないぞ!」 王子は得意げな表情を。 「今日の仕上がり通りに投球をなされれば、楽天イーグルスなどは我々白馬コンツェルンの敵ではないでしょう!」 「当たり前じゃ、キリキリ舞いにしてみようぞ!」 「はい、私執事も坊ちゃまの最後までお役に立つリードをする所存でございます!」 この関係は、まるで主人と家来とのそれそのものである。いつもこのような感じなのだ。
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