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第三十章・後篇 それから数日が経った後のことである。一軍の楽天イーグルスはというと、頑張っているのは、新人王候補の川又宗助と、その他、松井稼頭央、そして、正捕手の嶋、新外国人のジョーンズ、マギーなどで、二位を伺い、首位争いに入れるか、というところまで来ていたが、ここにきて、問題が発生していた。星野監督は、監督室の椅子に座りながら、ただ、悩みに暮れて、ぶつぶつと。 「まさか、こんな大事な時に……、塩見と、更に美馬まで肩肘を痛めてしまうとは……、とんだ災難や……」 星野仙一は、頭を抱えたまま、椅子から立ち上がり、うろうろし始める。 「誰か、ローテの谷間のやつとか、それとも、二軍で誰か、生きのいいやつはおらんのか……」 星野は、カレンダーを見やる。あと二日後、二位の西武と相対する。場所は西武ドームだ。 「西武の打線は強力や……、ウチの今の投手力で勝ち目はあるやろか……」 それもそうである。「おかわりくん」と呼ばれて恐れられているホームランバッターの中村剛也とか、勝負強い浅村栄斗、そして更に、チームリーダであり、精神的支柱でもある、ベテランスラッガー、坂本亮(さかもと・りょう)三十六歳などで、強力打線が敷かれているのだ。そんな西武にたいして、危機的な状況にある投手陣を抱える楽天に勝ち目はあるだろうか……。星野は思案に暮れざるを得ない。そんな時であった。ドアがノックされた。失礼しますと声が聞こえる。佐藤投手コーチだ。 「どうぞ」 と星野。 「失礼します」 と佐藤。 「要件はなんや?」 「監督、一応報告ですが……」 「なんや、藪から棒に、はっきりとせいっ!」 「真上秀行、が、ですね……」 「秀行に何かあったんか!?」 思わず星野は、目を丸くする。 「先のイースタンリーグでの、横浜DeNA戦で、三回無失点の快投をいたしまして」 「よし、決まった!」 大声で、星野。佐藤はのけぞった。 「秀行を、二日後の西武戦にぶつけるっ!」 佐藤は、仰天した後、いさめようとしたが、星野の意思は固かった。その後にその報せを聞いた秀行にとっては、実に晴天の霹靂なことであったが、気合が一段と入った出来事でもあったという。
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