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第三十一章 秀行の記念すべき一軍での初登板が終わった後の深夜の空からは、しとしとと雨は降り始めていた。それもそうである。何せ、梅雨なのだから。しかも、関東は埼玉の梅雨は、夜とはいえども蒸されるほどの暑さである。 ところで、秀行は、所沢のとあるホテルの一室のベッドで寝ていた。……、いや、厳密に言えば、うなされていたといっても過言ではあるまい。枕は、涙で濡れている。これはこれは、よほど泣いたということだ。……、そうこうしているうちに、秀行はハッと目を覚ました。バッと勢いよく体を起こすと、すぐさまベッドから降りる。そばにあるテーブルまで向かい、ソファにのっそりと座り込む。それから、テーブルの隣に置いていたバッグから、ごそごそとノートとシャープペンを取り出し、何やら書き始めた。そして、つぶやく。 「今日の日を、二度と忘れたくない……」 秀行は、日記をつける癖などはない。ただ、日々の練習やプレーで感じたことや、学んだことをノートに記することはよくある。ただ、今という日はあまりにもショックだったので、無我夢中でシャワーを浴びたあと、すぐにベッドに横になったから、今日のことを記録することを忘れてしまったのだ。だが……、秀行の目は充血していて、顔も赤い。このような精神状態ではまともな内容を書けるはずはあるまい。実際、秀行本人は、後日談として次の様に語っているのだから。 「あのメモは……、まぁ、感情に流されたままのただの殴り書きですよ(笑)。何にも内容なんて、あったもんじゃない。ただ……、あの時は、よほど悔しかった……」 秀行は、ガリガリとノートに書き込みながら、頭の中では、この日の試合の出来事が、走馬灯のようにめぐっていた。ぽたぽたと涙を流しながら。
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