スレッド
一覧
新規
スレッド
ワード
検索
過去
ログ
ホームに
戻る
ザツダン
掲示板へ
記事観覧
> 記事修正フォーム
記事修正フォーム
題名
名前
コメント
食堂には,すでに藤原と原田が今にも一緒に食事をしようとしているところを秀行はすぐ見つける。二人は,秀行と目が合うや否や,元気よく声をかけた。 「真上くん,おはようでありんす!」 「秀行くん,おはよう,席を取っておいたよ!」 しかし,秀行は気付いていないようなそぶりを見せて,トレイをとり,ご飯とおかずを皿に分け始める。そして,分け終わると,誰もいない別のテーブルの席に一人だけ座る。それから黙々と食べ始めた。しかし,秀行にはちゃんと見えていた。分かっていた。藤原と原田が心配そうな表情で自分の様子を見ていることを。そのような秀行は,ぽつねんとしながら黙々とサバの味噌煮とポテトサラダ,たらこパスタ,白いご飯を食らう。そんな時であった。 「よう,秀行!」という快活な声が聞こえてきたが,その声は間違いなく岩村である。 「岩村さん……」 秀行は覇気のない声で返事をする。しかし,岩村はそんな彼に対してお構いなしに話しかけてくる。 「……,なんだよ〜,覇気がないな〜……,おっと,そうそう,ちょっとこっち来い!」 岩村は,食事の途中である秀行の左腕を強引に引っ張り,食堂の外に出た。少々仰天せざるを得ない秀行である。 「一体なんですか,岩村さん!?」 秀行がこんな言葉を発するのも無理はない。すると,岩村は,少し真剣な顔をして話し始めた。 「秀行……,俺がこのチームに残るのもあとわずかだ。だから……,今日の練習が終わったら……」 「終わったら……!?」 秀行は少し首をかしげる。その直後,岩村から思いもよらない言葉が発せられた。 秀行,俺と一打席でいい,勝負してくれ! 秀行はその瞬間,目を丸くせざるを得なかったが,そんな彼の心からは次第に本来の炎のような燃える魂が久々にたぎってくるようだった。秀行,無論即座に言葉を返すしかあるまい。ちょっと静まった後で……。 「……,分かりました,受けて立ちましょう!」 力強い返事である。秀行と岩村,互いにグータッチをした。
0文字/1000文字
文字の色
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
イメージ
パワプロくん
矢部くん
猪狩守くん
猪狩進くん
阿畑さん
早川さん
友沢くん
橘さん
六道さん
久遠くん(11,13)
犬河くん(11)
猫神くん(11)
絵里さん(11)
六道さん(制服)
蛇島くん(13)
みこさん(14)
ボール(イラスト)
野球用具
球場1
球場2
球場・喜び
球場・整列
甲子園・外
バッティング
バント
スライディング
ピッチング
キャッチャー
守備
打つ瞬間
審判
応援団
学校
教室
携帯電話
スマートフォン
パソコン
飛行機
管理者用
[
イメージ参照
]
URL
パスワード
(修正不可能)
クッキー保存