スレッド
一覧
新規
スレッド
ワード
検索
過去
ログ
ホームに
戻る
ザツダン
掲示板へ
記事観覧
> 記事修正フォーム
記事修正フォーム
題名
名前
コメント
日はすっかり暮れてしまった。秋から冬に差し掛かろうとしていた。紅葉に染まっていた庭の木もすっかり葉を落としていた。真上家は久々に家族そろっての夕食。テーブルの上には遅くかえってきた正が心を込めて作った料理が並んでいる。母はもうこの世にいない。 「久々に家族そろっての食事だな、秀行、正」 二人の父、吉良(よしら)は向かいの二人に話しかけた。 「そうだね、お父さん」 と正。だが秀行は沈黙していた。 「どうした秀行、一家団欒の時に……」 「何が一家団欒だ! 親父!」 秀行は怒鳴った。さらに続けた。 「解放同盟の活動かなんか知らんけど、いつも家に帰らないで家庭を顧みない。家族を大事にしないで、たまに居るからって何が一家団欒だ! 母さんはさみしがっていたんだぞ! しかも葬儀にも解放同盟の活動があるからって屁理屈こいて参加しなかったくせに……」 「兄さん……」 正はポツリと言った。 秀行はさらに続けた。 「そうだよ……、この家だって自分の力で建てなかったくせに! 何が我が家だ! だから部落は……! 部落は……!」 「秀行!」 吉良は近づいて秀行のほうを思い切りはたいた。秀行は椅子から倒れ落ちた。 「お父さん! やめてよ」 「正は黙ってろ!」 吉良は怒鳴った。 「そうか……、殴ったな、親父! あんたは父親失格だ!」 秀行はゆっくり起き上がり、テーブルをドンと強く叩いてそう怒鳴った。 「父親にそんなこと言うか!!」 こうして、久しぶりの家族そろっての夕食は秀行と吉良の喧嘩で終わった。正はそんな光景を見て悲しむしかなかった。 そんなこんなで合同自主トレの日が迫ってくる。 第二章 終わり ありがとうございました。
0文字/1000文字
文字の色
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
イメージ
パワプロくん
矢部くん
猪狩守くん
猪狩進くん
阿畑さん
早川さん
友沢くん
橘さん
六道さん
久遠くん(11,13)
犬河くん(11)
猫神くん(11)
絵里さん(11)
六道さん(制服)
蛇島くん(13)
みこさん(14)
ボール(イラスト)
野球用具
球場1
球場2
球場・喜び
球場・整列
甲子園・外
バッティング
バント
スライディング
ピッチング
キャッチャー
守備
打つ瞬間
審判
応援団
学校
教室
携帯電話
スマートフォン
パソコン
飛行機
管理者用
[
イメージ参照
]
URL
パスワード
(修正不可能)
クッキー保存