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次はダッシュだ。ピッと合図の笛がなると、スタートするというものだ。通例では二人一緒に走るのだが、人数が半端なので、木村大樹だけは一人で走ることになった。トップで走るのは、藤原と岩尾だ。 「僕は足の速さを売りにしてプロになったでありんす! 岩尾君、悪いでありんすが君には負けないでありんす!」 「あ、そう。よろしく」 気合入りまくりの藤原だが、岩尾はさらりと言葉を返した。そして二人は位置に。 ピッ! 合図の笛がなった。 藤原は一目散にシュタタタッと走り出す。しかし、岩尾のほうがもっと速かった。シュタタタタタ……、岩尾は藤原を半歩、一歩と差をつけていった。そして終わってみれば、3メートルは差がついていた。藤原の50メートル走のタイムはベストで6・0秒。対する岩尾はベストタイムで5・4秒。その差は明らかだった。 「ううっ悔しいでありんす!」 藤原はとても悔しがった。岩尾のほうはケロッとしているが。それは勝者の余裕ではなく、ただ、この「勝負」というものにまったく関心が無かったので、無関心という顔だった。 地団駄を踏んでいる藤原を秀行はなだめようした。が、先に声をかけたのは木村だった。 「藤原殿、落ち着くのでござる」 木村は更に続けた。 「岩尾殿の足の速さは球界でも1、2を争う。藤原殿も速いでござるが、これは仕方のないことでござる」 確かに木村の言うことは正論だ。藤原はしぶしぶ後に引いた。 「木村さん」 秀行は木村に話しかけた。彼に感謝したいのだ。 「ありがとうございます。藤原君はあの通りの性格だから」 「そう言われるほどではないでござる」 木村はそう返した。 「さあ、今度は拙者の番でござる」
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