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二軍はこの日のメニューを終え、帰りのバスへと選手たちが向かっていた。秀行は何事も無しにバスの中に入ろうとしていたところ……、 「秀行!」 秀行は一瞬驚いたが、聞きなれた声だった。ふと、振り向いてみると、なんと目の前に春生がいるではないか。秀行は思わず大きな声を出した。 「春生っ!」 「秀行、久しぶり!」 春生はニコニコ笑顔で嬉しそうに返した。選手たちは何やら驚いている様だった。 なんだなんだ? 秀行の知り合いか? ただのファンではないようだな。 なんか可愛くないか? 俺はタイプだぞ! そんな声が選手たちの間に飛び交った。 「何でありんすかぁ? その可愛い娘は? もしや秀行君のアレでありんすか?」 そうニヤニヤ顔をしながら藤原は秀行に話しかけてきた。 「バッバカ! そんなんじゃねぇよ!」 秀行は顔を赤らめながらかたくなに否定した。 春生はそんな秀行を見て「ふふっ」と笑った。 秀行は当然の疑問を春生に問うた。 「ところで春生、お前どうしてこんなところにこれたもんだな?」 すると春生は真顔で返した。 「なんでよ〜、私、大学AOで受かったってことメールしたでしょ? 暇ができたからここまで飛んできて君に会いに来たってわけよ」 「あっああ……」 と秀行。 春生はAO入試で仙台のある大学に入学が決まっていた。彼女は秀行のキャンプを観たいが一心で受験勉強の追い込みに励み、ついに大学の合格を果たし、一人で一路ジェット機で久米島に乗り込んできたのだ。 そして春生は秀行に少しさみしそうに話しかけた。 「秀行、私ね、明日で帰らなきゃならないんだ……」 「そうか、せっかく久しぶりに会えたのに……」 「でも、大丈夫! 私四月から仙台に住むんだ。だから秀行の試合には応援に行ける!」 「そうなのか! それは心強いな!」 秀行はほっとした。そして春生は一言言った。 「だから……、頑張ってね!」 秀行は一瞬顔を赤らめた。 「ああ、頑張るよ!」 秀行は快くそう返すと、春生は嬉しそうに笑い、名残惜しそうに手を振りながら去っていった。秀行も手を振りながら彼女を見送った後、皆に促されてバスに乗りこんだ。
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