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3−1 「ってわけで主力が抜ける秋以降、郁栄とやるときに気を付けたいのは1番と6番だ」 勇はそう言って面前の5人を見渡し、一面書き尽くされたホワイトボードの赤線部分を叩いた。 エアコンの冷気に満たされた視聴覚室はやや肌寒い。和喜はリモコンの設定温度に目をやった。 21°とかなり低い。真夏はうるさいくらいに目と耳を煩わす節電の文字も、ルイの感覚器官には届かないのかもしれない。にわか応援団の黄色い声援に冷笑を浴びせる男なのだから不思議はない。 和喜は、日中とはうってかわってしとしとと雨を降らせる空を窓越しに見た。 さっきからミーティングの内容はほとんど入ってこない。 和喜は、新体制で最初となる今回の反省会に投手陣の一員としていられることに内心安堵しながらも、これからくる競争の日々を前にした憂鬱さを自覚していた。 いや、実質は競争になどならないであろうことは受け入れていた。むしろ競争の螺旋から降りると告白できないことを受容しきれないでいた。 「サードの神谷は1年。実際、あの足はかなり脅威だ。秋以降も1番打者でいられるのが一番うっとうしいが、今の郁栄のスタメンはほとんどが3年だからな」 「神谷は打率もいいですからね。3年が抜ける秋以降、主軸に座る可能性もあります」 資料に目をやったまま優はそう言った。 「そういうことだ。神谷と6番打ってた篠田に並ばれるのは正直しんどい」 勇の視線の先に座るルイは指で茶色い髪をいじりながら窓の外を眺めている。そうして相変わらず退屈さを全面に押し出していた。
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