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「俺はエースなんて呼ばれたいんじゃない。本気で頂上を取りたいんです。甲子園に行きたいんです」 ルイを見れなかった。彼の目から再び同情が注がれるのが怖かった。 「俺がそれをやめてしまったら、あえてこの高校に来た、その選択を否定することになってしまうから」 やめてくれ。向き合えない。俺はその道に乗ることができない。俺なんかじゃついていけない。 亮輔によって、和喜の疑心も怒りも黙らされてしまった。和喜はただ全身で、自分がよく知っていた野球部は壊され、そして再構成されていることを感じていた。その過程において自らが変化を拒んでいることを自覚できていないために、ただただ周囲の変化に唖然としていたのだった。 ため息をつき、ルイは続けた。 「気に入らないってんなら、仕方ないっす。けど、俺は間違ってない。誰かのために野球をやる気はありません。それでもチームが俺にエースナンバーをくれるなら。カズさん、説教は俺をマウンドから降ろして言ってもらえますか」 いつの間にか勇は笑顔に戻り、隣り合う優を小突いて小さく笑った。気づけば、不思議と全員が立ち上がっていた。 「カズ、こいつらホント生意気だぜ。このクソガキ共に先輩の意地ってのを見せてやらねぇとな。それに郁栄に負けっぱなしじゃ終われねぇ」 頭が重い。何も考えられない。 俺にやれるのか?試合に出れるのか?俺が勝てるのか?やれるわけないよ。出れるわけないよ。勝てるわけないよ! 依然としてリモコンの設定温度は21°、和喜はもう肌寒さを感じなかった。
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