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グラウンドに残った前島と秋季大会について一通り話し、次に健太は進路について尋ねた。前島は少し思案したのち、大学で野球を続けると言った。 「俺にルイみたいな才能はないけど、投手として何が一番重要か、あいつを見ててそれがわかったんだ。それが守れなきゃ投手として投げる資格なんてない。そしたらなんか無性に悔しくてさ。俺はそのために何にもしてなかったなって、そしたらまだ終われねぇって思えた」 投手として必要なことが、健太にはわからない。バットに当てさせない球速か、精密なコントロールか。終盤まで投げるだけのスタミナか、打者を撹乱するための球種か。ルイはその全てを持っているように思えた。そして、健太にはどれ一つ備わっていないように思えた。そのことがちらつく度、健太は痛みにじっと耐えた。その後はきまって、慣れによってこの痛みが薄らいでいくことをひどく恐れた。 この前島の言葉にも健太は少なからず痛みを覚えたが、前島が言う投手の条件を聞こうとは思わなかった。それはなんだか自分で見つけなくてはならないもののように思えたし、また前島の言葉に耳を傾けるだけの余裕が健太にはなかった。健太にとって前島は戒めだった。
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