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これは出来過ぎなのか? 菅浪はマウンドからスコアボードを眺め込んで、ふと思いに浸った。3回表と4回表には0の文字が並び、もうじき5回表にもそれが映し出されるだろう。 この回はフォアボールで一人ランナーを出してしまったが、3回以降はヒット1本すらも許していない。元々調子が良かったのも事実だ。ただそれ以上に、小嶺のリードが――的を射るように的確だった。 まるでバッターの心理を何らかの方法で読み取っているのではないかと疑うくらいに、ことごとく相手打者の読みを外させている。さすがに小嶺もここまでやれるとは思ってはいないのではないか。 しかし当の本人ときたら普通のことをやっているだけだ、とでもえばってるような目線を、こちらに向けている。ったく、何て奴だよ。憎たらしく思ったので、菅浪はその目線から背けるように後ろを振り向き、ワンナウト! と掛け声を発した。そう言えば年齢から考えると、コイツは桐生と同期だよな。 桐生もそうだか小嶺にしたって、若いながらもやけに堂々とプレーしてやがる。それはそれで良いことには違いは無いのだろうが――どうしても昔を思い出してしまう。自分が右腕ひとつで築き上げた実績、名声、"エース"の座、まさに栄華を極めた時代を―― だから奴らの躍動する姿を見ると、羨ましさでべったりと塗りつぶした嫉妬が、時々自分の心をむしばんでしまいそうになる。感心する一方で、菅浪はどこかやるせない思いを抱えていた。 さておき、再びホームの方を向いて、小嶺とサインを交わす。相手は昨季仙台スパイダーズの6番打者として16本塁打を放ち、頭角を現してきた23歳の若手選手、宮城(みやぎ)。 荒削りではあるが、長打力に魅力があるバッターだ。その証拠に若手主体のオーダーの中で、4番打者に堂々と抜擢されている。 第一打席は外角のストレートを左中間を真っ二つに破り、結果タイムリーツーベース。続く第二打席はチェンジアップでタイミングを外して何とか打ち取ったのだが、レフトフェンス手前のアンツーカーまで運ばれてしまい、一瞬ドキリとして焦った。
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