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とにかくスイングが力強いので、まともに衝突させてしまうと敵いようがない。しかし菅浪は厄介な相手を前にしていたが、小嶺の本領を垣間見るには絶好の場面と、彼に密かな期待を寄せていた。 さあ、ここがお前の一番の見せ所だぞ。今なら寸分の狂いなく狙った所に投げられるが、一体どこにボールを投げれば良いんだ? ほう。アウトサイドのストライクゾーンをかすめて、ボールになるスライダーか。つまり第一打席に打たれたコースから、ちょいと変化させて打ち取るわけだな。なかなか良いアイデアじゃないか。菅浪はサインに大きく頷いた。 セット・ポジションの形から左足を数十センチだけ上げ、クイックで投球モーションに入る。変化はやや小さめ、バットの芯を外す程度で。中指でボールを切るように、しかし腕の振りはストレートを投げる時と同じ振りで右腕を投げ下ろした。カットボールのような速さとまではいかなくとも、普通に投げているスライダーと差別化は図れるだろう。 スライダーとは知らずに初球から振りにいった宮城は、まんまとバットの芯を外す格好となった。先端に当たりしょぼい音を残した打球は、サード正面へ平凡なゴロとなって飛んでいく。 サードの須永(すなが)が手慣れた動きで捕球して、狙い通り5−4−3のダブルプレーが完成した。一連の打球処理をマウンド上で見守っていた菅浪は、思わずグラブを一叩きして、よしっと声をあげる。 「ナイスピー!」 駆け寄ってきた小嶺が、労いの言葉をかける。やはり右手にはお約束とばかりに、グーの拳が出来ていた。 「お前こそ、ナイスリード!」 菅浪も同じように右拳を突き出して、先ほどと同じくグータッチを交わす。自然と顔に笑みが漏れていたようで、小嶺も応じるように笑みを作っていた。パーフェクトとまではいかなかったが、小嶺とのリードは驚くほどマッチした。5回4失点という結果以上に、内容や出来がすこぶる良い。目標の1軍昇格も、いよいよ現実味が帯びてきたかもしれない。 そして5回表のスコアボードはゼロの数字を映し終え、東京パイレーツの攻撃へとチェンジした。
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