スレッド
一覧
新規
スレッド
ワード
検索
過去
ログ
ホームに
戻る
ザツダン
掲示板へ
記事観覧
> 記事修正フォーム
記事修正フォーム
題名
名前
コメント
4番の合原、5番の岡部と対峙して投げ込んだ球種は、全てストレート。しかし火を噴き出しそうな勢いで襲ってくる剛球を矢継ぎ早に繰り出されては、相手はバットを振る勇気を奮うことでさえ困難だった。 恥ずかしがることではない。菅浪の方が明らかに"力"で上回っているのだ。 黙ってストライクを3つ見送り、ダグアウトへ引き返る。怪物相手に生身の人間が相手しても到底敵わないことは、脈々と受け継がれている特撮アニメで分かっているのだ。だから誰も責めたりはしない。明治スタジアムを支配していたのは、紛れもなく菅浪翔也ただひとりだ。ありとあらゆる抵抗も、無情なまでに倍返しで突き返される。 彼の右腕から放たれるボールひとつで希望も期待も現実感も、何もかも吸い寄せられて、人々は皆、彼が立つマウンドが現実の空間ではなく、限りなく遠く放たれた別次元の世界だと錯覚してしまう。 そして、見るだけ。別次元に居る別次元の人間の、人業離れした魔力に吸い寄せられ、口を閉ざして釘付けになって、呆然と見つめるだけ。淡々と一つずつ黄色いランプが積み重なる様は、綺麗な街並みを早々にガレキの山へと変貌させてしまう、それこそ怪物の仕業のようだった。 投じるボールは凶暴で傲慢であり絶対的で、恐れおののいたバッターの両手を縛り上げて、突破の道筋すら見出すことも許さない。突き詰めれば無情のピッチング。 158キロのストレートで岡部を見逃しの三球三振に切った瞬間、悲鳴に似た叫び声がレフトスタンドのあちらこちらで巻き起こった。
0文字/1000文字
文字の色
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
イメージ
パワプロくん
矢部くん
猪狩守くん
猪狩進くん
阿畑さん
早川さん
友沢くん
橘さん
六道さん
久遠くん(11,13)
犬河くん(11)
猫神くん(11)
絵里さん(11)
六道さん(制服)
蛇島くん(13)
みこさん(14)
ボール(イラスト)
野球用具
球場1
球場2
球場・喜び
球場・整列
甲子園・外
バッティング
バント
スライディング
ピッチング
キャッチャー
守備
打つ瞬間
審判
応援団
学校
教室
携帯電話
スマートフォン
パソコン
飛行機
管理者用
[
イメージ参照
]
URL
パスワード
(修正不可能)
クッキー保存