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「いやぁ、菅浪サンのボール、一度でもいいから受けてみたかったんですよ。だからオサさんには悪いですけど、自分は今めっちゃ楽しみです」 「昔の菅浪サン、のボールだろ?」 ひねくれた笑いを見せながら、マウンド上に駆け寄ってきた相棒を一蹴した。大抵、というか、いつもそうだ。自分のボールを受けてみたいとかのたまっている奴は、昔の投球のことを指している。今の落ちぶれた自分の投球を受けてみたいと言った奴は、まだいない。 だから菅浪はそんなことを言う奴に対しては、あえてはねのけるような態度をとるようにした。それが周りに対する反抗であり、自分のプライドを何とか保つ有効な手段であると思っているから。目の前に立っている小嶺俊哉(こみね・としや)がプロ4年目、22歳で将来有望なホープ株であっても、その対応は変わらない。それだけの話なのだ。 「まあ、それは否定しませんよ。日本を代表し、ゆくゆくはメジャーへと羽ばたくことも有力視されていた大投手のボールと、開幕一軍へ向けて当落線上に居る、強いて言えばどこにでも居るような投手のボール。 この2択問題で自分がどっちを選ぶって言ったら、答えなんて分かりきってるでしょう?」 菅浪は虚を突かれ、黙り込む。お前みたいな若造に何が分かるか! と啖呵(たんか)を切ってシメてやろうか。そんな考えが浮かんでくるくらい、頭に血が昇ってきた。ここが球場でなかったら、有無を言わさず行動に移していたかもしれない。 「言い過ぎましたね。すいません」 小嶺は礼をして謝るが、もう遅い。散々なめくさりやがって。菅浪は鋭い目線のまま、上から小嶺を見下すように睨みつけたままでいた。それでも小嶺は菅浪の怒っている様子をあまり気に留めずに、淡々と話を続ける。 「それはそうと配球の話なんですけどね。オサさんはストレートを多用してたんですけど、自分はスライダーとチェンジアップを決め球に持っていきたいと思ってるんです。この2球種は、今日の菅浪サンのボールの中で一番精度が高いですから。 それでストレートは見せ球やカウントを整えるのに使って、フォークボールはピンチでどうしても空振りや凡打が欲しい場面の時に限って使いたいんですけど……どうですか?」
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