スレッド
一覧
新規
スレッド
ワード
検索
過去
ログ
ホームに
戻る
ザツダン
掲示板へ
記事観覧
> 記事修正フォーム
記事修正フォーム
題名
名前
コメント
七番田中は二球目のストレートをセンター前へのクリーンヒットとした。 田中は中3の夏の期間、打率1割台と調子を崩していたが、今は息を吹き返しており、高校入学からの成績はこのヒットで8打数3安打。 「クッソ〜、夏にこれくらい打ててたら強豪からもスカウト来てたはずなのに、悔しいな〜」 田中は一塁ベースをオーバーランした所でニヤニヤ笑いながら呟いた。 「おい田中ー! 顔が気持ち悪いぞー! あと足遅すぎんだよ!だからこの前のナンパも成功しねーんだよ!」 打席にゆっくり向かう大野は笑いながら言った。 「信司さん! 足の遅さは関係ねーっす! あと彼女居るのにナンパする信司さんにはサイテーっすよ!!」 「お前バカ! 声がでけーよ! ハルカかあいつの知り合い居たらどうすんだよ!」 田中の爆弾発言にかなり焦った大野だったが、主審の「早くしなさい」の一言で大野は再び試合に集中した。 今日は八番だが、大野は普段クリーンナップを打っているバッターだ。兼村が怪我から復帰するまでは基本この大野が四番だった。 大野の打撃は全く読めない。ボール球を長打にしたかと思えばど真ん中三球で三振することもある。だがここ一番での勝負強さはチームトップと言ってもいいだろう。 「この場面での信司は頼れるんだよな。な! 桐生」 兼村はベンチに腰を掛けて隣に立っている桐生を顔だけで見て言った。 「そうですね。多分ですけど信司さんが打っちゃいそうなんで今日はコールドで決まりそうですね」 「だよな」 兼村と桐生が少しの会話をする間に快音が響いた。打球はグングン伸びてライトのフェンスを越えた。ホームランだ。 「お〜、久々のホームランだ」 大野は一気にダイヤモンドを回ろうかと思ったが、前のランナーの田中の後ろで大きくスピードを落とした。 そしてその事に軽くツッコミ両者笑顔でホームインした。 「ナイスホームラン」 ホームインした所で藤井と大野はハイタッチをした。そして小走りでベンチに戻った。 1イニングでホームラン2本で5得点。舞空高校はビックイニングを作る能力に長けていると言える。 個々の選手の能力も高く、過去のどの年代を見ても今年ほど選手が揃っている年はない。つまり、今年が最も甲子園に近い年。 あと一つ、あるピースが揃えば甲子園出場どころか、優勝まで可能かもしれない。
0文字/1000文字
文字の色
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
イメージ
パワプロくん
矢部くん
猪狩守くん
猪狩進くん
阿畑さん
早川さん
友沢くん
橘さん
六道さん
久遠くん(11,13)
犬河くん(11)
猫神くん(11)
絵里さん(11)
六道さん(制服)
蛇島くん(13)
みこさん(14)
ボール(イラスト)
野球用具
球場1
球場2
球場・喜び
球場・整列
甲子園・外
バッティング
バント
スライディング
ピッチング
キャッチャー
守備
打つ瞬間
審判
応援団
学校
教室
携帯電話
スマートフォン
パソコン
飛行機
管理者用
[
イメージ参照
]
URL
パスワード
(修正不可能)
クッキー保存