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グランドからの帰り道、ずっと野球のことを考えていた。昔からずっと言われてきたことがある。 俺の事をよく知りもしない奴らにも言われてきた言葉がある。 『お前は野球をするために生まれてきた』 こう言われるのは嫌ではなかった。むしろ喜んでいた。自分が特別だとハッキリ自覚出来ていたから。 でも、今はその言葉が刺さって……苦しい。 150キロ目前のストレート、まだ投げれる。だからマウンドに戻りたい。そういう衝動が時々どうしようもないくらい込み上げて来る。 でも、ソラのことを思い出すとその感情は大体収まってくれた。なのに今回は収まらない。 俺はグッと拳を握った。そして自分の住むマンションが見えるとダッシュで自分の部屋まで走った。俺の部屋は7階だ、俺はいつも使うエレベーターを使わなかった。 ドアの前に立ち、鍵を開け靴を乱暴に脱ぐとすぐに寝室のクローゼットを開けた。 そこには赤い比較的新しい感じがするグローブが丁寧に置かれている。ソラと一緒に選んだグローブだった。 これが、なければ……俺は野球が出来ない。 俺はグローブを掴むと部屋の窓を開けた。すぐそこに川がある。そこに向かって思いっきりグローブを投げた。 グローブが川に入り、ポチャンと音がした。 これでいい。もう野球には関わらない。 俺はベットに寝転がり、溜め息のような息を吐いた。 その時、インターホンの音が鳴った。 俺は鍵を閉めていなかった事を忘れていた。慌てて玄関に出ようとした。しかし、それより先に人が入ってきていた。 空き巣か!? とそう考えたが、それはすぐに違うと分かった。入ってきたのはかつてのチームメイト、田中だった。 「田中、勝手に入るなよ」 睨みつけながら言ったのだが、田中はヘラヘラ笑っていた。 「まあまあ、昔は何も言わないで入れてくれたじゃんか」 「昔は昔で、今は違うんだよ。帰れ!」 田中の背中を押して帰らせようとしたが、どうしても帰るつもりはないようだ。 「帰らねーよ! お前と話しがしたい! 少しでいいから時間くれよ!」 「……少しだけだぞ」 俺は田中をリビングのソファーに座らせると、じぶんはテーブルを挟んだ向かいのソファーに座った。 「なんだ、言いたい事言ってみろよ」 俺がそう言ったのに対し、田中はまずニコッと笑った
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