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「もう一回野球やろーぜ」 俺の知ってる田中はこんな穏やかな表情で笑うようなヤツじゃない。もしかしたら俺がそうさせてるのかな。 「何度も言っているが、もう野球をやる気はない。言いたい事がそれだけなら帰れ」 言い終わった後、少し胸がチクっと痛んだ。 そして田中の反応を伺っているとすぐに田中は立ち上がった。 「何言っても相手にしてくれないんだと思う。だからこれだけ伝えとくな」 また田中は穏やかに笑った。 「来週の土曜から春季大会だ。お前の分の背番号は空けてもらってる。だから来い。俺はまだ陽介と野球がやりたい。じゃあな!」 そして田中はポケットからなにかクシャクシャの紙を取り出してテーブルの上に置いた。その後は陽介を見ることもなく家を出て行った。 田中が帰ってすぐに俺はクシャクシャになっている紙に何か書かれてある事に気が付き、それを手に取り内容を確認した。 トーナメント表だった。見覚えのある高校名が並ぶ、舞空高校の名もあった。 「…………」 日は進み、舞空高校は春季大会一回戦を迎えた。 「天海は居ないか……」 藤井は辺りを見回しながら残念そうに小さな声で呟いた。 「藤井さーん! なにキョロキョロしてんですかー?」 田中はなんだか嬉しそうな様子だった。その理由に藤井はすぐ気が付いた。 「背番号2がそんなに嬉しいのか」 「はい! まじ嬉しいっス!!」 田中はそう言ったあと「やってやるぜー!」と叫んだ。 「うるせーよ!」 そう言ったのは大野だった。大野が付けている背番号は10これが気に食わなくて気が立っているのだろう。しかし田中はその様子も全く気にしていないようだ。 「うっす! 大野さん! 今日は完封やっちゃいましょう!」 「ああ、任せとけ」 普段の大野とは違い、静かに返事した。 そして試合はその大野の好投により5対1で舞空高校が勝利を収めた。 数日後の二回戦は打線が猛打を奮い、8対0の七回コールドで勝利した。
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