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レストランで食事をした後も、みんなとしばらくレストランで駄弁っていた。でも外が暗くなってきたのを見た俺とソラはみんなより一足早く帰らせてもらった。 早く帰られてもらったと言ってもすでに8時を過ぎていた。 その上まだ家には帰らず公園でキャッチボールをしているため、正直早く帰った意味はあまりないのでは無いだろうか。 照明の光と月明りで意外とボールはよく見えていた。 ソラは俺のグローブを使い、女の子の割には器用にボールを捕ったり投げたりしていた。 「陽介、ありがとう。優勝するとこ本当に見せてくれて」 乏しい灯りの中でも、彼女が笑顔だということはしっかりと確認できた。なんだかそれを見て恥ずかしくなってしまった俺はソラから目を逸らした。 「別に、俺も優勝目指してたから、そんな礼なんか言うようなことじゃねーよ」 言い終わったと同時に投げた球は、さっきまで投げていた球より少し強く投げてしまった。 そのボールはグローブを弾き、公園を出て道路まで転がってしまった。 「今の速くて捕れないよ」 ソラは笑顔だった。そして道路まで小走りでボールを拾いにいった。 ボールの止まった場所にはちょうど照明の光が当たっていて、ボールすぐに見つかった。 ……でも、その光のせいか分からない。 ……俺も少し気が付くのが遅れた。 視界の中から突如現れたように見えた軽のトラックが、ソラに向かって走っていた。 それに、気が付いた時は、もう、遅かった。 一瞬、時が止まって感じた。でもその間、頭は多少動いても、体は動かなかった。何も出来なかった。 急ブレーキの音が聞こえた。 彼女の身体はトラックにぶつかり、軽々と吹っ飛ばされた。 それを見て初めて体が動き、急いで彼女のもとに駆け寄った。 でも、既に意識はなく、出血もすごくて、どうすればいいかパニックになった。 誰も居ない。トラックは知らない間に逃げていた。ここには俺しか居ない。俺がなんとかしないと……。 俺は固まってしまっていて気が付かなかったが、近所人が何人か出てきていた。 何か言っていたが、全く耳に入らなかった。 しばらくすると救急車が来た。きっとこの人達の誰かが呼んでくれたんだろう。 もう頭が全く回らなかった俺は、ソラが運ばれていく姿を、ただ呆然と見ていることしか出来なかった。
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