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四月、公式戦ということでベンチには緊張感が漂っていた。一人を除いて。 谷嶋 直人(たにしま なおと)はベンチの奥で一人、だらりと腰を掛けて試合の戦況を眺めていた。 少し寒いな、試合にも出してもらえないし、やることねーな。あ、打たれた。あーあ、6回で5対1か、こりゃ負けたな。 シニアの試合は7回までだ。直人はあとたった二回の攻撃で逆転出来るとは思えず、ただですらないやる気がゼロになってしまった。 ふと炭酸飲料が飲みたくなった直人は、ベンチから腰を上げ、ベンチを出て控え室へ向かおうとした。 そこにあるバッグの中に炭酸飲料を隠しているためだ。 しかし、それは監督に声を掛けられたことにより、諦めざるを得なくなった。監督は直人のことを全く見ずに「次の回の先頭から代打」と不機嫌そうに言った。 その態度に少し腹がたった直人は「はーい」と適当な返事をし、ヘルメットとバットを手に取った。そこで丁度味方の守備が終わった。 それに気付いた直人はベンチを出て、打席にいつものようにゆっくりと向かった。 今頃代打で使っても遅いっつの、まったく使えねー監督だな。 選手交代が告げられる。そして、ゆっくりと打席に入る。そして、普段と何も変わらない精神状態を保った。しかし、微かに右膝にピリッとした痛みが走った。 俺はその痛みを無視して、相手の投手の投球モーションをじっと見つめた。 カッコ良くないフォームだ。そのフォームからはなんてことないヘンテコなストレートが投じられた。 インコース寄りの甘い球をジャストミートした。打球はライナーで定位置付近にいたレフトの頭を軽々と越えていった。 一塁を蹴り二塁へ向かう途中、また膝にピリッとした痛みが走った。なので三塁まで行けそうだったが二塁でストップ、ベンチに向かって変わってくれという意味のジェスチャーをした。 するとそれに気付いた監督が代走を出したので、俺は小走りでベンチへ戻った。 あぁ、最近野球が退屈で仕方ない。 俺はベンチの手前まで来るとスピードを緩め、歩いた。そして、ベンチに入るとヘルメットを取り、近くにいた後輩に放った。 ……もう野球辞めようかな……。
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