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1 目に映る陽炎。熱気漂う八月の午後。 何一つ――変わらない。 この熱気も、この土手から見える景色も、吹き抜けてゆく風も。 そして――自分も。 英二は波打つ己の鼓動を感じながら、そう思った。 とん、とん、とん。 ほっ、ほっ、ほっ。 ――そう、このリズム。 とん、とん、とん。 ほっ、ほっ、ほっ。 幾度となく刻み続けてきた、このリズム。 次第に高くなっていく鼓動に合わせ、英二の足の動きも早くなっていく。 ――こんなに長く、速く走れるようになったのは、いつ頃からだったろうか。 少なくとも、二年前――野球を始めたばかりの自分はこんなに走ることはできなかった。そんな自分が今は、こんなことを考えながら走ることができている。 二年間――思えばあっという間にその時間は過ぎ去っていった。 英二は高校に入ってから野球を始めたのだったが、始めて間もなくその頭角を現し、一年次の秋の大会ではレギュラーに抜擢された。ポジションは投手。つまり――エースピッチャーである。 その大会では高校野球の洗礼を浴び、徹底的に打ち砕かれた。しかし、英二を起用した監督の目は節穴ではなかった。英二はその大会での悔しさをバネに練習に打ち込み、メキメキと成長を続けていった。二年次の夏、秋ともに地区大会での優勝は果たせなかったものの、地元の記者から取材を受け、次の大会こそは優勝間違いなしだと太鼓判を押された。 そうだ――自分は変わったのだ。高校に入って――野球を始めて。 しかし、今の自分は――。
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