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現在の状況は6回裏でこちらの守り、ノーアウトランナーなしから鈴本大輔(すずもとだいすけ)という少年のボークで1番打者が出塁。 中学軟式野球なので、試合は七回まで、つまり俺はあと6個のアウトを取ればいい、楽勝な仕事だ。 「球種は?というよりお前、経験者なのか?」 キャッチャーが何か聞きに来た。 ってか、こいつ女じゃん。大丈夫かよ… 「経験者だよ。球種はカットボールとカーブとチェンジアップとムービングファスト。ってかお前、本当にキャッチャーできるのかよ?」 「心外だな。」 そう言って彼女はキャッチャーボックスに戻って行った。 ロジンバックを手に取り、右打席に入った相手打者を見る。 2番打者だからなのか?小柄じゃん。チビじゃん。 …サインはチェンジアップを低めのストライクゾーンに…… ってか俺、ノーコンなんだけど。 まぁ、甘くなってもいいや。 ワインドアップモーションから、顔付近まで足を上げる。 100%の力で腕を振るい、一塁側に右足を倒すーー ワイルドなフォームとは裏腹に、来るのは緩いボール。しかも腕の振りはストレートと同じ。 ーーこれに打者が戸惑わない訳がない。 ボールの判定にはなったが、相手は内心ビビっているはずだ。 サインが来る、ムービングファストをストライクゾーンに。コースの指示は来なかったが、こちらとしては好都合だ。 腕をふるう。 ドバァン!!という、快音というよりは破裂音が河川敷に木霊する。 女のキャッチャーが顔をしかめている。 それはそうだ。この外国人みたいな投球フォームは、恵まれた身長と上半身をフルに使い代わりに下半身をあまり使わない。 その代償としてまったくキレずに、まったくノビのないボールが来る。 ーーだがそれが、鉛のように重いクセ球を生み出す。 殆どの日本人投手は下半身をフルに使い腕を弓のようにしならせて、キレとノビのあるボールを繰り出す。 だが、キレのあるボールは反発力が大きいため、打者にとっては軽く感じるのだ。 重い球はその真逆である。 そして重い球のメカリズムをフル活用したのが陽翔のボールなのだ。 そして、このフォームに変更することを提案してきたのが、旧友である「吉本」という男だった。
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