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惑星スポルタス・・・この惑星ではスポーツの発展が顕著であり、子どもはほぼ何かしらのプロ選手を目指す。 特に野球・サッカー・テニス・バスケットの人気は凄まじく、各国プロリーグ登録数の多さはもちろんのこと、国独自のルールや専門の学校まで存在する。 それらの競技には、毎年各国の選手権優勝チームだけが出場できるWC(ワールドチャンピオンシップ)と呼ばれる大会があり、出ること自体がステータスとされる。 優勝しようものなら栄光と名誉は一生語り継がれることになるであろう。 そしてまたここに、ひょんなことから人数が足りなくなった球団の選手兼スカウトを任された主人公の長い物語が始まる…。 矢部「それにしても・・こんな長い冒頭、いるでやんすか?」 著者「うるさい!。まだ出てないのに喋らないの!!」 「いいじゃないでやんすか、どうせすぐ出るでやんす。ひっ!・・」著者がオノを装備した。 「出番減りたいのかな?・・・」「ご、ごめんでやんすぅぅ!!・・・」 何でもありのお話が幕を開ける。 〜序章〜 母「起きなさい!・・パワプロ!、もう時間よ」 パワプロ「なんだよ・・・今日は休みだったはずだけど・・・?」 「何言ってるの!。今日は野球学校卒業の日でしょ!矢部君も外で待ってるわよ」 「えー明日じゃ・・・」 すぐさまカレンダーを見る。そこには大きく「卒」の字が赤文字で書かれていた。 「きょ、今日・・!。やばい・・校長にばれたらどうなるか分かったもんじゃない!!。何でもっと・・」 「大丈夫よ、今7時半だから」「へっ?」 すぐさま時計に近付く・・・時計はしっかり7時半を指しており、狂ってるわけではなさそうだ。 「あえて早めに起こしに来たのよ」「じゃ矢部君は・・?」 「そんなのウソに決まってるじゃないの。そうでもしないと起きないでしょうが。ン?」 「卒業式に寝坊なんて恥どころじゃないわ・・早く仕度して降りてきなさいよ」 そう言って母は降りていった。 「いよいよかぁ・・・」パジャマを脱ぎ、制服に着替えながら思いに耽る。 ついに念願のプロ野球選手になる。地元の弱小チームではあるが、そこから活躍してスターになり、いずれはWBCに・・・。 期待に胸を弾ませつつ、パワプロは下に降りていった。
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