スレッド
一覧
新規
スレッド
ワード
検索
過去
ログ
ホームに
戻る
ザツダン
掲示板へ
記事観覧
> 記事修正フォーム
記事修正フォーム
題名
名前
コメント
「さてと、一旦資料取りに帰るよ」俺は席を立った。 返信はまだ来てないが、実質スカウト業務しかやることがない。練習は2月からだし。 友沢と六道は練習を見学する予定で、矢部は用事があると急いで出ていった。多分あっち方面のイベント辺りだと思う。 「あたしも帰ろっかな・・やる事無くなったし」席を立って橘は背を伸ばす。 2人に伝言を頼み、俺と橘は出口に向かった。 「資料ってどれくらいなの?」階段を降りつつ橘が聞く。 「関東だけで20ページ程度。全部だと70超えてると思う」 「それじゃ、キリがないわね。目星とか付けてるの?」 とりあえずは、と俺は頷く。前任が狙ってた注目選手の中から選ぶのがよさそうだし。 どれから行けばいいか――、それに集中していて、曲がり角から来る人に気付かずぶつかってしまった。 「痛たた・・」相手の声がする。どうやら女性のようだ。 「すいません!!」即座に相手に頭を下げる。 「ちょっと、何やって・・・・?」橘がそこで言葉を切る。 「ごめんね、ボクも・・・って雨宮君とみずき?」 橘はあおいを見るなりセンパーイ♪と180度真逆の声を出して接近する。 「卒業式昨日なのに何でいるの?」 俺は経緯を話した。 「ふ〜ん、それでスカウトやってるんだ」 「まだ親父の連絡待ちだけどね。ところで、あおいちゃんはなんでここに?」 俺が聞くと意外な答えが返ってきた。 「ボク今FAなんだ」 えー!、と驚く2人にあおいは話してくれた。 客寄せパンダでの入団だったのは噂になってたが本当らしい。試合よりもイベント出演が段々と増えていき、それに嫌気がさして辞めたそうだ。 それを聞いて橘が怒るのにも同感出来る。成績も悪くないし、魔球が使えるだけでも貴重だと思うのだが。 でもこっちにしてみればチャンスだ――、優秀な選手は今すぐに欲しい。 全く不釣り合いな場所で、俺は緊張しながら交渉を持ちかける。 「・・あおいちゃん、うちに入らない?」 「うん、いいよ」 「そんな簡単に?」俺は呆気に取られる。 「監督から連絡があったし、こっちも探してたしね」 「なんかあっけないけど、交渉成立で」俺は手を差し出し、あおいと握手する。 「よろしく。じゃ、スカウト頑張ってねー♪」 会話終了と同時に、橘は喜びのあまりはしゃぎだす。「いやったぁー!!♪」
0文字/1000文字
文字の色
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
イメージ
パワプロくん
矢部くん
猪狩守くん
猪狩進くん
阿畑さん
早川さん
友沢くん
橘さん
六道さん
久遠くん(11,13)
犬河くん(11)
猫神くん(11)
絵里さん(11)
六道さん(制服)
蛇島くん(13)
みこさん(14)
ボール(イラスト)
野球用具
球場1
球場2
球場・喜び
球場・整列
甲子園・外
バッティング
バント
スライディング
ピッチング
キャッチャー
守備
打つ瞬間
審判
応援団
学校
教室
携帯電話
スマートフォン
パソコン
飛行機
管理者用
[
イメージ参照
]
URL
パスワード
(修正不可能)
クッキー保存