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少年野球の時、大人がこの球場のフェンスを越える打球を打つのを見て、純粋に憧れた。 シニアの時は、フェンス直撃の打球までは打つことができたけど、その先はどうやっても無理だった。 あの先までボールを飛ばす感覚は一体どんなものなのか、ずっと知りたかった。ホームランを打ったことのあるやつに聞いてみたけど全然分からなかった。やっぱり自分で確かめるしかないんだと、その時はっきりと分かったのを今でも覚えている。 いや、ていうか何故このタイミングでそれ思い出すんだ。 練習試合解禁の三月。今日は冬練明けの初めての試合日だ。チーム内には初めての試合ということで浮ついている者や、冬練の成果を試すために燃えている者などがいた。 俺は去年の夏から秋にかけて全く活躍出来なかった。今年は高校野球最後の年だ。何としてもレギュラーにはなりたい。 だから、この代打での打席は重要だ。 状況は8回表、一死ランナー2塁。投手は左のオーバースロー。 ベンチから見た限りでは、球速も制球も変化球も平均以下。結果を残すチャンスだろう。 あれこれ考えている内に投球モーションに入った。バットを寝かせて、コンパクトに振ることを意識していた。 初球はカーブと思われる球が外に外れた。ほとんど変化していない。 二球目、またカーブだった。今度は避けなければ当たるコースにボールは来た。それを一歩下がって軽く躱した。 三球目、ストレートが高めに外れた。どのボールもストライクになる気配はなかった。これはフォアボールだとほとんど確信していた。 その時、ベンチから誰が言ったかは分からないが「真ん中のストレート狙ってフルスイングしろーー!!」という声が聞こえた。 その声と通りにしようと思った。 寝かせていたバットを立てた。そしてストライクゾーンのストレートだけに100%狙いを絞った。 カウント、スリーボールノーストライク。ストライクを取りに来る可能性は非常に高い。 投球モーションに入った。ストレートだ。真ん中低め。 俺は全力でバットを振り抜いた。快音が響いた。これは後から聞いた話だが、この時の打球音は物凄い音がしたらしい。 でもこの時の俺には、それはよく分からなかった。
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